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勉強を続けること

‪今振り返れば、自分は昔から欲や理想があまり冷却されることがないなと思っていた。それにはまず諦めが悪い性だったことがある。何でも自分なりに努力してなんとかしてしようとしてきたし、その努力がだいたい叶ってきたからだと思う。大学受験にしても、同じ大学の他の学生よりは社会経済的に不利な境遇にあったなかで工夫を凝らして一定の成功を収めたことは、条件の違いだけから言ってもその努力を評価したい。人間関係にしても、幼少期からこだわりと異質性が目立っていたなかで苦しい思いもして、恋愛や親密な関係でもがき喘ぐような体験を通して「発達」していって、その理解を糧にして人並み以上にいろいろなものを手にできていることも、自分の中では矜持というほどのものでもないけれど好きなところだ(この自分語りは自分しか知り得ないものなので、誰が否定的なことを言おうと僕の僕に対する見方は一切揺らがない。そもそも、ここで努力か環境かというテクニカルな話をしているのではない)。やりたいことは全部やるし、やればだいたい何とかなる。そういうふうに思えること自体、主観的ではあるが今までの努力とその成功の証だろうと思う。

もちろん、そういう成功も、そのための努力ができるということも、そのように育ててくれた親のおかげは忘れてはいけない。でもまた、それを与えられたうえであれこれがんばった自分のおかげも事実としてあるということを認めてあげることも、同じくらい忘れてはいけない。何にしろ、今の自分のように経験と学習を大切にできるのが何よりも幸せだと思える。まだまだ勉強することはたくさんある。これからも勉強を続けられる人でありたいし、それは僕の中で他人を見る基準の1つでもある。たまに自分と同じように勉強を大事にしている人を‬見つけると、この人とは仲良くなれそうだなと思う。

本でも買って知恵にします。