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「即」という名のアポリア

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私の「推し」の坊主であるナーガールジュナが残した思想をめぐる諸問題について、素人なりに記しています(書きかけ)。
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#思想史

「即」という名のアポリア 第26回

 第25回はこちら はじめに さて、前回の投稿から約1年が経過しております。第21回でも似た…

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「即」という名のアポリア 第27回

第26回はこちら イントロダクション さて、今回はインド中期大乗に少しわけいっていきたいと…

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「即」という名のアポリア 第28回

第27回はこちら イントロダクション さて、今回は唯識思想を使ってみたいと思います。唯識思…

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「即」という名のアポリア 第29回

第28回はこちら イントロ 前回でインド中期大乗の話は一区切りがついたので、今回は後期大乗…

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「即」という名のアポリア 第30回

第29回はこちら 『大日経』三句の法門――究極の目的は「向下」だという思想  今回は、中期…

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「即」という名のアポリア 番外編 その1

前回の記事はこちら 後期密教――性と死という難問  前回で中期密教はひとまず終わりました…

「即」という名のアポリア 番外編 その2

番外編その1はこちら 本題に入る前に 前回に引き続き、今回は後期密教の曼荼羅や瞑想法について見ていきたいと思います。ただ、今回述べる内容は、後期密教以前の仏教に関する背景知識がないと理解しづらい面があるように思われます。そこで今回は、まず時計の針を戻して、知っておいた方がいいと思われる背景知識を紹介してから本論に入っていきたいと思います。 中有(ガンダルヴァ)  仏教は、釈迦の死後時代が下ると、多くの部派へと分裂していったことは既に述べたとおりです。そのなかでも特に有力

「即」という名のアポリア 番外編 その3

番外編その2はこちら 『カーラチャクラ・タントラ』――インド密教の集大成 前回は、人間の…

「即」という名のアポリア 第31回

第30回はこちら 番外編その3はこちら  さて、いわゆる「初期仏教」から話を始めて、アビダル…

環流夢譚――「ほんとうの仏教」という神話 その2

仏教は「こころの科学」? 前回に続いて、今回扱ってみたいのは「仏教はこころの科学である…

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