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「即」という名のアポリア

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私の「推し」の坊主であるナーガールジュナが残した思想をめぐる諸問題について、素人なりに記しています(書きかけ)。
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記事一覧

「即」という名のアポリア 第0回

 私という人間が生まれるまでに、この天地は無限の時間を経過している。私が死んだ後も、また…

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「即」という名のアポリア 第1回

前回はこちら  この雑文は、1800年前のインドを生きたとある仏教僧が語った思想と、2300年前…

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「即」という名のアポリア 第2回

前回はこちら  今回から、さっそく初期仏教で説かれている具体的な教説の内容にわけいってい…

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「即」という名のアポリア 第3回

あなたには理解できるはずもないわね、インキュベーター。これこそが人間の感情の極み。希望よ…

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「即」という名のアポリア 第4回

前回はこちら  今回は、縁起説や十二処や十八界について述べたいと思います。縁起説は仏教の…

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「即」という名のアポリア 第5回

前回はこちら  今回は、無記についてです。  最初に言っておくと、この無記という教えは、…

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「即」という名のアポリア 第6回

前回はこちら  今回は、対機説法とか応病与薬とか方便とか筏のたとえといったようなテーマについて見ていきます。私がこのたび取り上げたいのは、成立が新しい経典です。初期経典の『ダンマパダ』を注解した『ダンマパダ・アッタカター』という書物に出てくる、幼い我が子を失ってしまったキサーゴータミーという女の人のエピソードです。  キサーゴータミーという女性は古い経典である『テーリーガーター』や『サンユッタ・ニカーヤ』にも登場するのですが、これから紹介するお話はそれら古い経典には出てき

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「即」という名のアポリア 第7回

 前回はこちら  さて、無記や対機説法や筏のたとえについて説明したところで考えてみたいの…

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「即」という名のアポリア 第7.5回

前回はこちら (※今回は、この雑文の主題とあまり絡んでこない内容ですし、読まないと第8回以…

「即」という名のアポリア 第8回

前回はこちら  これまで、四諦説や無常・ドゥッカ・無我や縁起説や無記や対機説法・応病与薬…

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「即」という名のアポリア 第9回

前回はこちら  まず、以前述べたことを簡単にさらっておくことにします。  伝承によれば、…

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「即」という名のアポリア 第10回

前回はこちら  今回はいったん仏教の話から少し離れて、より広くインド思想全般にまつわる話…

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「即」という名のアポリア 第11回

前回はこちら  今回は、とある重要な初期経典を紹介することから始めたいと思います。この経…

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「即」という名のアポリア 第12回

前回はこちら  前回は、紀元前後に起こってきた大乗仏教の運動について大まかに述べました。今回は、この雑文に大きく絡んでくる初期大乗経典である『般若経』が語る空の思想について述べていくことにします。この『般若経』が語る思想は、ナーガールジュナの思想にも大きく絡んでいます。もっと言えば『般若経』が語る空の思想を理論的に精緻化したのがナーガールジュナです。  まず、『般若経』について簡単に説明しておくと、『般若経』というのは一つの経典ではなく、総称です。というのは、『八千頌般若

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