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ライブに行った話


先日ライブにいってきた。
と、いってもこのご時世、遠征をして芸能人のライブに!というわけでもなく。
今は感染対策もバッチリだろうし、問題ないのだろうけど。(そもそもやってんのかな)

NYTさんという、ギターとバイオリンのデュオのライブに行った。
山梨県を拠点に活動するこのお2人、出会いは6年前の甲府のワインフェスティバル。

たまたまゲストで演奏に来ていたお2人に、祖母がえらく感動し、CDを3枚購入。
その2年後、次は長男をつれて武田神社の奉納ライブへ。
また見に行けたらいいね~なんて話しており、昨年も予定されていた、武田神社の奉納ライブに行く予定だった。

が、コロナで中止になった。

そんな中、お2人のラジオ番組を知って聞くようになったり、YouTubeの配信ライブを見たりするうち、長男がすっかりファンに。
車ではCDをリピートし、「○○のアルバムの△番は~だよ!」とアルバムの曲順まで覚えるほどハマった。

ので、コロナの感染者も比較的少なく、GOTOもやっていた昨年12月、熱海で開催されたロビーライブを見に。

そして今回、100人入れる会場で行われた、限定20人のライブに見事当選したので(先着でかなり頑張った)、子どもを連れて母と私と4人で、行くことになった。

NYTさん、もちろん私も好きだが主にハマっているのは私の母、そして長男。
長男はバイオリンやギターが弾けるようになりたいという思いから、ピアノも始めた。
次男もNYTが好きで、音楽も元々好きなので一緒にピアノを習っている。

そんな経緯だが、とにかくライブに行ってきた。
当日はNYTの他、「アナロギア」という同じくギターとバイオリンのデュオの方も対バンされるということだった。
正直こちらはあまり存じ上げていなかったので期待していなかったが、ライブが始まると「失礼をお許しください」としか言えない素晴らしい演奏だった。

4人での演奏は、迫力満点だったし、それぞれの演奏も非常によかった。
NYTはいつも通りさわやかで優しい音色で、繊細なバイオリン、器用なギターのハーモニーが心地よく、「やっぱ生がええな(下ネタじゃないです)」と思わせてくれる時間となった。

アナロギアのバイオリンは天才。すごいメロディーを、「なんてことない」という雰囲気で簡単そうに弾くのが印象的だった。ギターの方は力強く、それでいてバイオリンがしっかりと生かされる演奏で、体中に響き渡るような音を紡いでいた。
曲も異国感がすごくて、明るい曲もよかったが、不思議な世界に迷い込んだような感覚になるものが、2人の雰囲気にとてもあっていた。

2時間のライブはあっという間に終わってしまった。
次男は1時間終わったところで微妙に飽きたが、知っている曲が始まったので椅子の前に立って跳ねていた。
長男は好きな曲の演奏の際に超デカい声で歌っていて「オイ」となったが、それもステージから笑ってネタにしてくださるお2人に、頭が下がる思いだった。

手前みそだが、うちの子たちは割と鑑賞マナーがよい。
私が「わかってんな?わかってんな?マナー悪いことしたらわかってんな?」と鬼のように言うのももちろん関係しているだろうが、彼らは純粋に音楽が好きなのだと思う。
もちろん、2時間ずっと椅子にじっと座っている、というのは難しく、モゾモゾしたり、3歳児には「お外に行きたいよう」と言われることもある。
が、基本的には椅子に座って、音楽を楽しみ、体を揺らしたり手拍子をしたりして、演奏が終われば拍手をする。

当たり前なのかもしれないが、先日のライブでも「いい子に聴けるのね~」と数名の方からお褒めの言葉を頂いた。
多分「こんなガキ連れてきて騒がせたら承知しねーぞ」と思っていた方もいるのではないかと思う(私ならそう思います!最低です!ハイ!)

そんなこんなで6月にもライブやるよ!と告知があったので行きたいかと聞くと長男は「行く!」と即答。次男ははじめ「もういかない」と言っていたが、「道中お菓子が食べられるよ」「おいしいゴハンもあるよ」というと「じゃあ行く」と言った。

イヤなものを強制するのは良いことではないが、なんやかんや楽しめるし、静かに座って何かを見たり聞いたりすることは悪いことではないので、本人たちのためにも、行く方がいいのでは?と思っている。

が、結局次回のライブは19時開演ということで、子どもには難しい時間帯なので、残念ながらオンラインで楽しむことにした。

音楽を聴くと豊かな気持ちになれるし、頑張っている人を見ると、応援したいなと思うと同時に、自分も活力をもらえる。
NYT、そして今回ファンになったアナロギアのますますの活躍に期待しながら、私もいつか、あのステージに…!というのは無理なので、文字で人を楽しませたり喜ばせたりできる人になれたらいいな、と思った次第だ。

終わり


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