罪悪感
長年、ちょっと楽をすると罪悪感でいっぱいになるという持病で苦しんでいる。持病というとなんだか深刻な感じがするが、ただの気持ちの持ちようであって、それを大げさに表現すると中二っぽくてなんだか気持ちが悪い。
が、これはもう若干病的だなと自分でも思っている。
例えば仕事をするといって読み始めた本が面白くて止まらなかったとき。
作り置きがあったり夫が作ってくれたりで料理をしなかったとき。
夫が昼ご飯を作って皿洗いまでしてくれたとき。
「私ってとんでもなくだらしない人間だ」とか「夫に子供任せて本なんか読んで」とか「家事や仕事しないなんて生きてる価値ないのかも」とか、そういった気持ちになる。
ちょっと楽をしたりさぼったりあとにはこうした謎の罪悪感が襲ってくるので、休みを休みとして楽しみ切れなかったり、せっかくしてもらったことに恩を感じすぎてそれ以上を返さなきゃ!みたいな気持ちになったりと、なんだか損な性格だなと思う。
とはいえ別に、逆のことをされても特にそういったことは思わない。
基本的に皿洗いは私だが「夫は楽をしている!クソが!」なんて一度も思ったことはないし、子供と昼寝をしていても「疲れているんだな」とか「気持ちよさそうで何よりじゃ」と思うだけ。
なのにそれが自分になると、「やばい私今日何も生産的なことしてない…死にたい」という気持ちになるから不思議だ。
家事に関しては共働き、且つ夫は出張が多いので、基本的な分担負担として私の方が比率が高いのは当然。なので、時折皿を洗ってもらうくらいはまぁ、気にするほどのことでもないのかなとは思う。
が、しかし、どこまで行ってもだるかったり集中力が高まらなかったりやる気が起きなかったりするのは、本当にどうにかしたいと思うことがある。
だって在宅だから。
これが、オフィスに出社してとなるとまた大変なこともあるし、勤めたからと言って常にやる気にみなぎるわけでもないのはわかっているが、このまま永遠に集中力が戻らないんじゃないかと不安で押しつぶされそうな気持になることがある。
やる気とは関係ない話をすると、私はどちらかと言えば超健康体だ。
大きな病気もしたことはないし、インフルにも1度しかかかったことはない。
高熱だって何年かに一度出すくらいで、基本的には健康なのだ。
でも私は気圧に弱い。
貧血気味だったりもするので、一応生物学上雌である以上、毎月血が足りねぇ…頭いてぇ…みたいなことにもなる。
加えてP!M!S!という女の敵みたいなあいつにも月の3分の1くらい体や気持ちをやられてしまいがちで、よく考えるとそういったときにダラダラとしてしまったり、やる気が起きなかったり眠かったりする気がする。
そして、たいていそういう体調に影響が出る気候やサイクルのときは、イライラだけでなく激しく落ち込んだりくだらないことで涙が出たりとめんどくさい方向にも不調が起こりやすいので、私は生産性のない自分に罪悪感を覚え、「消えたい」と思ってしまう。
というわけで、今日は午前中次男の相手をしながら洗濯物をたたんだだけなのに、夫に「2階から〇〇持ってきて」といわれて「私体調よくないんですけどぉ!」と半ギレ半泣きで対応し、その後本を読んでいたら今、という何とも自分の中では「生産性のない1日」となってしまった。
これが友達ならば「いや子供の面倒見たんでしょ?」「朝ごはんだって作ってるし洗濯物もたくさん片づけて偉いよ!」「本を読むことも仕事に必要なことなんじゃない?」「たまにはそんな日があるよ、昨日も仕事してたし大丈夫大丈夫」などと慰められるのに。
自分のこととなると「そんなことできて当たり前やろ。金稼げアホう」と謎の関西弁の厳しいおじさんがやたらと尻を叩いてきてつらい。
しかも、めっちゃ頭が痛い。のに、今日は子供を体操教室に連れて行って、風呂から寝かしつけまでワンオペだ。
のりきれる気がしない。
色んな意味で。
11月最後の1日。
なんだかネガティブに、無駄にすごしてしまったなぁと反省をしたけれど、そう思ったところで時間は取り戻せないので。
本が面白くて一気読みできて、よかったじゃん!と思いたい。
もう昼寝する時間はなさそうだけど…。今日は最低限のことをして、残りは12月の私にすべてを託そうかなと思う次第。
変な罪悪感を取っ払って、休む時には休むぞ!ってできる自分になる方法、来年の誕生日までに見つけられたらいいな。
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