見出し画像

再雇用前に会社を辞めました! -176-

<シニア新入社員奮闘記>
 こんにちは、ケロヨンです。
先回はブルーオーシャンに打って出る企業はどんな企業なんだろうって勝手に自分の考察を書いたけど、今回は現在業務委託を請け負っている人材派遣会社B社について最近思う事が有ったのでそれを書こうかな。
 B社は主に地元や近隣県の製造メーカーに外国人人材を派遣している会社で設立30年以上なんだけど、リーマンショック以降派遣人材が大幅に減ってしまい、現在は損益分岐点である派遣人数の近辺を毎月行ったり来たりしている。
コロナ禍の2020年から23年にかけては国や地方自治体の補助金や助成金で何とか凌いで来たが、今はそれも終了してしまい、結構厳しい状況が続いている。
新聞紙上では「人材不足」と言う言葉が最近でも踊っているがそれは飲食業や介護業などに限られている。
製造メーカーは自動化が進められていて結構人余りも出て来ているので、そこにしか人材派遣していないB社は苦しい状況が今後も継続すると考えられる。特に今年の3月~7月にかけてはB社が派遣している業界で不祥事が相次ぎ、生産が極端に落ちた為、このままでは来年の今頃には倒産してしまう事も現実味を帯びて来ているんだよね。
 B社の経営陣は、今年一杯売上が伸びる事は期待出来ないので経費を徹底的に絞ろうと考え、4月から経費の見直しを開始したのだが、人事・総務のマネージャーが前々から4月末で退職する予定だった為退職してしまった。そうすると、今まで知り得なかった現場での杜撰な管理が顕在化して来た。
経営陣の管理が甘かった、と言えばその通りなんだけど、マネージャーが意図的に隠していた事を炙り出そうと思っても、そのような仕組みやルールがキチンと整備されていなければ属人化されてしまい、マネージャーのやりたい放題になってしまう典型的な例になってしまった。
今まで管理を徹底してやって来なかったツケが回って来てしまった訳だ。
B社には初めて面談した昨年9月に俺は違和感を感じていたんだが、それが管理の甘さだと言う事が分かった。
B社の財務諸表を俺が顧問を引き受けた最初の会議の時に見せて貰ったんだが、4社あるグループ会社の財務諸表が一つにまとまっており、それぞれの会社の財務諸表になっていなかった。先ずこれに違和感を感じ質問したんだが、それぞれの会社で決算は行っているが、グループ全体の数字で黒字になっているか?分かるように纏めているとの事だった。
また、この4社は設立している時期が異なっており、元々の事業を分離したり、新たな事業を始めたりと様々なので、経費などの仕訳が正確では無い事もあるのでは?と個人的には感じている。
B社単体にしてもそうだが部門毎に予算化して、そのマネージャーが予算作成から予実管理をしなければ本当の意味での管理は出来ないと思うので、先ずはそこにメスを入れて行こうと考えているよ。

もうすぐ梅雨の時期が来るね☂


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?