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プレスリリースの謎を解き明かすワークショップを開催したい

プレスリリースの添削ワークショップを開催する予定を立てている。 

良いものをつくってさえいれば宣伝しなくても売れるはずだ。と信じたい気持ちと、誰にも知られていなければ、やはり始まらない。その現実に気づいたらどうしたら良いのだろう?

今、ボクは、本屋の広報を担当している。と言っても、ほぼ、プレスリリースは書かない。そして、広告も打たない。この場の性格もあるからそれが最適と考えている。
 
広報と言ってもいくつも選択肢がある。SNSを告知に使う人もいれば、ひたすらにプレスリリースをつくっては送り続けることもあるだろう。人脈をつくり上げて広げていく人もいるように思う。
  

大手を除いては、一社ひとりの担当もそう珍しいことではないと思う。社内で完結する広報ならば良いのだけど、広報もチームワークの方が効果が何倍も大きいと感じていた。
  
そんな中。とあるコミュニティーを知ることになる。

PR Funho

クックパッド PRのマーティンさんがつくったコミュニティ。『PR Funho』

今、600人を超える広報関連の人々が参加している。Slackを通じて活動しているコミュニティ。この場がオモシロイ。みんなでひとつになろうというような大きな波はなく、多様な人のそれぞれのチャンネルに反応した人たちがそれぞれの対話を築いている。

絶妙な隙間を持ったこの場は、多様な広報の方が参加していて、サービス名をよく聞くような広報さんや、新人さんから様々なトピックが毎日生まれる。ここで縁があったみなさんと混じりながら会話をすることがある。 

そんな中でボクはといえば、加入した時期の記憶も曖昧なのが申し訳ないけれど、コメントをたまにしては、しばらくSlackを開くことも忘れて、半ば幽霊部員のような状態を繰り返していた。
 
数ヶ月前から縁あって、よく顔を出させてもらっている。このnoteを書くことになったのも関わる数が増えてきたからだと思う。
 

そんなみなさんと話しているうちに、気になる声を聞くことになった。


自分のプレスリリースに対する消化しきれない気持ち


そういえば、タイムラインを見て改めて驚いたことがある。かなりの数のプレスリリースが日々生み出されている。
 
実は、過去に数年ほど、小さな雑誌社に在籍したことがある。その際にも毎日驚くほどのプレスリリースが送られてきていた。担当者によって、一通り目を通す人もいれば、ざっくりとしか見ない人もいて、毎日のように流れていく。その頃、ボクはまだアシスタントだったこともあって、できる限り目を通していた。
 
ほとんどものは、テンプレート化したもので、その中に目を引くものが隠れている。そういうところがおもしろかった。
  
あれから、だいぶ月日が流れているから今はまた違うだろうけど。

そして、スマートフォンを通して、民主化されたニュース。そのおかげもあって、ネタを出す土地も、時間も増えているから、その分。さらにプレスリリースを書くという仕事も生まれていることが予想される。 

けれど、本音を言えば、やはりユーザーの多いあのメディアや、放送で話題にしてもらいたいというところの希望が多そうだ。

労力をかけて出した数々のプレスリリースが、果たしてどこまで効果を持っているのか?疑問に思う。
 
プレスリリースを書いている人がこんなにも多いというのに、その謎というのが多すぎる。共感してくれる方が多い予感がしている。
 
それは、正解が見つかった瞬間から消費される手段。みんなが同じ方法を取れば、当然効果が薄くなるというジレンマがあるからで、ビジネス書の情報が納得はできるけれど、実践してみるとそこまで実感が得られにくいみたいなことが起きている。
 
そういう意味では、やはり、鮮度がかなり意味を持つだろうし、同時にその鮮度を活かせる人が一握りというところが引っかかる。一番の人だけ成功する仕組みは、どうも辛い。ほとんどのプレスリリースが埋もれてしまうことになるのは、悲しい。
 
だから、自分の課題を見つけたり、自社のサービスに最適な広報を更新していけるような、プレスリリースのつくり方を見つける機会を生み出せないだろうか?と考えている。 

そこで、


『プレスリリース添削ワークショップ』を開催してみたいと思った。


これは、一方通行に情報を得るようなものではなく。参加者のみなさんと双方向で学びを得られるものでありたい。
 
参加者からのフィードバックに価値を感じるし、そこから思考する仲間を見つけたいというのが願い。 

『PR Funho』でも、試しに投げてみたらすぐにみなさんから反応があった。すごく有り難い。
 
それから、最初に書いた通り。ボクは、プレスリリースは、ほぼ書かないので、基本的にはファシリーテーターの役割に回りたいと思っている。このワークショップを通じて、広報する人たちともっと話をしてみたいと思う。 


プレスリリースってそもそもみんなどんなふうに出してるの? 自分のリリースは、初めて見る人にどういう印象を持ってもらえるの? そもそもどこに注目してるの? 

文字数や、写真。コピーのような売り文句。ページ数ですら、本当のところはわからない。(もちろん、WEB上のプレスリリースメディアもあるので、ひとつ参考になりそうだけど)

ある程度広報の経験がある人からすると、思い込みに気づくことができるかもしれない。
 
オンラインでどこからでも参加できる仕組みにしたいと思っているから、ジャンルを超えた方の参加を期待したい。


『プレスリリース添削ワークショップ』のプレイベントを開催します。

1月後半〜2月にプレイベントを開催します。オンラインで行うワークショップです。その機会を通して、参加者のみなさんにフィードバックをもらい改善して定期開催を目指したい。 

とはいえ課題が山積みなので、整理していきたい。 


○_運営にかかる費用は、どうしよう?

一度切りの開催であればすぐにできそうだ。けれど、回数を繰り返していくことに価値を感じるから、運営をする役割の人いることが望ましい。オンラインのサービスを併用してワークショップを開催するには、少なからず経費もかかる。


○_参加する人の魅力が肝

今回のワークショップは、参加者が魅力的でなければいけない。そうでないと、一方的に自分の知識をアウトプットするだけになってしまう。数が減っていくシェアではなくて、持ち寄りの精神を基本姿勢にしたい。

そして、相互関係があるような内容にするために信頼できる参加者が集まるようにしたい。(『PR Funho』内で参加して頂きたい魅力的な人がいることが何より。) それから、同業者は本音を言いづらい。だから、どの組み合わせで対話ができるのか?マッチングも大切にしたい。


○_どんなプログラム?

できるなら1時間以内で収まるくらいのショートなプログラムが望ましいように思う。ジムに行くように、繰り返し参加できる方がいい。そして、思考するのは、参加者自身に委ねたいから、できるだけ多様な手がかりが得られる体験をつくりたい。そして、回数を重ねることで見えてくる蓄積がアーカイブされるといい。これは、いつか参加者の特典にしたい。これ以外にも実はアイディがいくつかある。また改めて共有したい。


そこで、
noteのサークルをつくってみようと思う。月額600円のお試し教室。毎月開催される公式ワークショップに参加できる。そして、参加者が、自らワークショップを開催することができる。(誰でも主催できるプログラムが必要)

30日無料という形で、数ヶ月は、いろいろな人に参加して頂いて意見を頂きたい。もし、同じことをやりたいという人がいたらワークショップが増えていくかもしれない。プログラムもそのうち広まってしまうだろうから、隠しても仕方がない。 

この参加費だけでは、ほとんど経費で終わってしまうだろうから、いい体験をつくって、運営を続けていく仕組みをつくりたい。少なからず参加費を支払うハードルを超えてくれた方と信頼関係をつくって行きたい。 

実際。この条件で参加してくれる人がどれくらいいるのか?わからない。率直な意見も聞いてみたい。

このワークショップの肝は、参加者にかかっているから、『PR Funho』のようにすでにコミュニティがあったり、人脈がある人が主催でないとプログラムだけでは、おそらく続かないだろうと思う。(マーティンさんに感謝)

まだ、思いつきが多いけれど。やってみないとわからないことも多いのでプレイベントを開催します。

詳細は、近日に公開します。

参加してみたいと思った方は、まずは、コミュニティに入ってみることをおすすめします。




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