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【観察を極めろ!】鉄球を見つめる2時間のFigmaデッサン会イベントをレポート!

デザイナーのmineです。
本記事は、2023年10月27日に弊社BACKSTAGEで開催した「【観察力を鍛える!】みんなで作ろう!Figmaデッサン会」のイベントレポートです。

当日は20人の参加者が集まりました。Figmaデッサンとはなんなの?どうやるの?という問いに対して楽しく実践をしながら学んだ濃い2時間でした。
イベントレポートではプログラムの内容をおさらいしながらどのような雰囲気で行われたのかをお伝えします!

“創る”は“視る”

デッサンは準備が大変!でもFigmaデッサンなら

本イベントでは、まず「Figmaデッサン」とはどのようなものかを説明しました。私がなぜ「デッサン」という創作活動をしているのかには明確な意図がありました。それは「観察」という観点が創作という行為においてとても重要なテーマだからです。

私は高校時代から絵画を専攻していた経験もあり、長い間デッサンをしてきました。モノを正しく観察することは得意だと思います。そして、デザイナーとしてもこの能力が役立っていると感じています。自分が思い描くものや作りたいものを正しく理解できなければ、その表現も正確にはできません。このような意味でも、デッサンは抽象的な「観察」のトレーニングとして大いに役立つのです。

しかし、デッサンには用意するものがたくさんあります。イーゼルや紙、さまざまな硬さの鉛筆、消しゴムなどです。場所やモチーフも必要ですし、石膏像などは普段あまり買うことがありませんよね。
だからこそ、デッサンは日常的に行うのに少しハードルが高いと感じているのです。私自身、家では本格的なデッサンは行いません。しかし、Figmaデッサンならパソコンさえあればできます。しかも、観察の観点ではどちらも同じくらい効果的で、操作も簡単です。絵を描く技術を簡略化し、ハードルも下げることで、誰でも気軽に取り組める観察の練習方法となっているのです。

デザイナーとは「視る」仕事なのではないか

デッサンは「審美眼」を養うためだけのものではありません。デッサンはモノの裏側を想像し、影の形の理由を考え、光が形に与える影響を理解する行為です。この抽象的なクリエイティビティは、デザイナーの仕事にも関連しています。私たちは表面上の要素だけでなく、裏に動くプログラムや見知らぬユーザーの背景や影響を考えながらデザインします。ユーザーがどんな気持ちになるか、デザインの変更が情報の格納をどう変えるかを想像します。デッサンで培った観察力と想像力は、非常に重要な技術です。

私は個人的に、このような観点を持ってFigmaデッサンを行ってきました。実際の作業においても、抽象的な考え方においても非常に役に立つと感じています。イベントでは、「デッサンとFigmaデッサン」に関する前提を共有し、参加者がより観察に重点を置いてデッサンを進めることができたのではないかと思います。

レクチャーを通して実践!

デッサンの大切さとFigmaデッサンの良さの前提を共有した後、みんなでFigmaデッサンを実践しました。今回、参加者それぞれのFigma習熟度は異なっていたため、ブレイクアウトルームで2つのチームに分かれることで気軽に質問をしやすい形で実施しました。

お題は「鉄球」
モチーフもシンプルであり、デッサンの方法もとてもシンプルで簡単であるため、「どこを、どう見るのか」が非常に重要なモチーフです。まさに原点にして頂点のモチーフ!皆さんも悩みながら楽しみながら行っている様子がありました。

最終的なアウトプットを見ると、参加者ごとに観察の観点が異なっていることもわかりました。「光に注目している方」や「形や空間の位置に注目している方」など、皆さんが表現したい部分を観察できたのは、企画者の私にとっても非常に新鮮な時間でした。60分の制作時間を通して素晴らしい鉄球たちが生まれました。お疲れ様でした!

成果物を眺める&記念撮影!

実践を終え全員の成果物が集まったところで、再度集合し作品に軽くコメントしました。皆さんも普段なかなかない「じっくり観察する機会」に程よく良い疲れを感じてくれたと思います。
ある参加者は「マインドフルネス」な時間だとおっしゃっていました。確かに細かい部分の調整を行っている時の没入感は何とも言えない多幸感があります。一つのことに集中して取り組む時間は貴重なので、皆さんとご一緒できてとても嬉しかったです。

最後に、皆さんの作品を集めて記念撮影をしました。Figmaのチャット機能を使い、Figmaデッサン会の感想と共にパシャリ!とても有意義な時間を楽しんで終えることができました。

みなさま、ご参加いただき本当にありがとうございました!

参加者の声

当日参加していただいた方がXに感想をシェアしてくださいました。嬉しいコメントの一部をご紹介させてください。

まとめ

普段意識して行わない「観察」という行為は、創造的な行為と切っても切り離せない関係にあります。特にデザインという対象は、抽象的でありながらも非常に複雑な概念を含んでいます。

私たちは常に「対象を捉えること」という難しさに直面しています。そのような中で、気軽に簡単に楽しくデッサンをしながら、それを鍛えることができるFigmaデッサンは、毎日のルーティンとして取り入れる価値があるかもしれません。

今回の経験を受けて、改善をしながら2回、3回と様々な人とデッサンをしていきたいと考えています。ぜひこのレポートを読んで興味を持たれた方は、次回のFigmaデッサン会に参加してみてください。お待ちしています。
そして、今回参加していただいた皆さん、本当にありがとうございました!

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