Googleが消える!?
今回はLife after Googleという本を紹介していこうと思う。
この本の著者はジョージギルダーという人物で
この人ね。
この人はアメリカの経済学者、未来学者で過去に著”テレビが消える日”の中で携帯電話の登場を予言してるんよね。
あのスティーブ・ジョブスもかなり影響を受けた人物だとか、、
その預言者が今度はGoogleが消えることを予言している。
今ではApple、Facebook、Amazonと並んでGAFAと呼ばれている世界的IT
企業のGoogleがまさか消えるなんて、、やばいですよね。
Googleがなくなると言われる理由は3つあって
1. Googleは人の時間を奪っていること
2. データ集中によるセキュリティー的弱点があること
3.データとアルゴリズムを信じきっていること
この3つを著者は指摘してる。
さらに
何がGoogleに取って変わるのか?
という事についても、本書の中に書かれている。
今回の記事はGoogleの3つの問題点を先に詳しく説明した後に
Googleに取って代わる存在についての詳細を書いていこうと思う。
じゃあ、はじめに
■Googleは人の時間を奪っている問題
Googleは無料と言う嘘であなたの時間を奪っている?
どういうことかというと
あなたは無料と言うサービスの引き換えに
見たくもない広告を見せられたり、自分の情報を差し出している。
この時間が無駄なんだということ。
Googleの広告モデルによって人類の大半は興味のない動画や個人情報の記入といった無駄に時間を浪費させられている。
でも、これからのインターネットサービスは有料コンテンツが増え、あなたが見たくもない広告など見る必要がない、個人にとって最適化したサービスが出てくる時代になるだろう。 ← 後述
つまり、あなたが本当に見たいベストな情報しか表示されない時代が来るということ。
よってGoogleの無駄な広告が消えていくこという図式になるわけ。
本来広告は欲しくもないサービスや商品を販売するために使われてきた。
でも、全てが最適化されるこれからの時代には合っていないと言える。
因みに既に1時間あたりの広告視聴数は日々減っています。
Googleの収入の95%は広告収入やからGoogleはピンチなんだということやね。
まとめると
Googleの広告モデルによって人類は無駄な時間を過ごしている。だからそのような無駄な時間を生み出している広告はこの世から消えていく。無駄な広告が消えるからGoogleは消えていく。
ってこと!
次に、、
■データ集中によるセキュリティー問題
今世界中のありとあらゆる情報がGoogleのデータセンターに集まっていて、すべてのデータがこの1箇所で管理されている状態。
でも、流石に1カ所にデータが集中するとハッカーにハッキングされるリスクが高くなるよね?
それによって今後は1社がすべてのデータを管理するのは難しくなるってこと。
それにデータが1カ所に集中すると中央集権化が生じるとされている。
この中央集権化、一極集中化はもう時代的に古いと言われてるんよね。
つまり、今は生産が充分で物が溢れかえってる時代。
だからこそ分配することの方が重要だということ。
この中央集権化は今の分配と言う時代のニーズに逆行しているわけ。
つまり一社総取りの中央集権化は分配の時代には合ってないよってこと。
そもそもインターネットの本質は分散的なシステムだったにも関わらず、
いつの間にかアマゾンやGoogleが自社の枠内に囲っていった。
つまりインターネットの本質が失われていったということ。
だから
この時代に合わない1社総取りのシステムはそのうち消えていくだろうということを筆者は言っているわけやね。
以上2つ目の問題点をまとめると
Googleのように1カ所にデータが集中するとハッカーに狙われやすく、さらにインターネットの本質が失われていることが問題だということ。
では続いて3つ目の問題点
■データとアルゴリズムを崇拝しすぎ問題
まず前提としてGoogleは知識の理論と頭脳の理論に基づいていると言うことを考えなければならなくて、
解説すると、、
知識の理論はビックデータ信仰のことを知識の理論とはビッグデータ信仰のことで”膨大なデータを集めれば未来が予測できる”という考え方。
もう一つの頭脳の理論とはアルゴリズム信仰のこと。
人間の脳はアルゴリズム的に機能し、何度もデータ処理を繰り返し結論を導き出すという考え方。つまり、”すべての生命体はアルゴリズムに従って生きているに過ぎない”という考え方のこと。
このデータとアルゴリズムをGoogleが崇拝していて、ビックデータとアルゴリズムのAIが人間の知能を超えることを確信してるんよね。
ここが問題だってこと。
そもそも人間の意識の本質を理解していないのに、AIが人間を超えるのは不可能なわけで、、
この考え方はテクノロジーの発展に向ける視野を狭くなり、人間の成長を妨げる要因となるんじゃないか?と言われてるんやね。
それだけじゃなく、
データとアルゴリズムを崇拝するGoogleのシステムは人の個性を奪ってしまうという問題もある。
要は人の個性がなくなり均質化されてしまうということ。
あなたと同じような人が選択しているものをあなたにも与えられるということ。
わかりやすい例で言えばアマゾンのサジェスト機能とGoogleの検索機能よね。
サジェスト機能とはあなたと同じ商品を買った人はこんな商品も買っていますよと言うシステムのことね。
多分誰でも1度は見たことがあるんじゃないだろうか?
このGoogleのサービスは人の企画をひとくくりにしてしまうということが問題なわけ。
これも一社総取りのシステムを後押ししてるんよね。
例えば、100人が美味しいラーメン屋をネットで検索をかけたら、100人とも同じサイトにアクセスするようになって、そこのラーメン屋が丸儲けみたいなw
他のラーメン屋にとってはたまったものではないよね!
みたいな感じで
データとアルゴリズムに基づいたGoogleのサービスは人の個性を奪って独裁的なものになってしまう
というのが問題だってこと。
おさらいすると、、
・Googleのシステムによって多くの人が無駄な時間を過ごすことになっていること
・Googleのデータ管理にセキュリティー的弱点があること。
・データとアルゴリズムを崇拝しすぎることによる視野の縮小化と個人の個性を奪取していること。
この3つが問題視されているんよね。
最後に、、
■Googleにとって変わる存在とは?
それはブロックチェーンだと言われてる。
ブロックチェーンとは個人の台帳のようなもので、すべての取引がみんなのパソコンに記録されるシステムのこと。
世界中のすべてのパソコンにすべての取引が記録されてるから、個人間でも絶対的な信用のもとに取引ができるようになる。
つまり取引に第三者が必要なくなり効率が最大化するってことね。
インターネットは単純労働をこの世から消したが
ブロックチェーンについてはAmazonやUberさえも消し去るかもらしい。
これからは時間の価値が上がっていく世の中だから
最も効率の良いブロックチェーンが必要とされる世の中になってくる。
何故ならブロックチェーンは無駄な時間を一切奪わないシステムだから。
次に2つ目の問題であったGoogleの中央集権化に対して
ブロックチェーンは分散していくシステムだということ。
つまり
データの保管が一箇所に集中することがないからデータの流出の心配がなく
セキュリティー面の問題もこれで解決してしまう。
そして
すべてのデータが個人の台帳のもとに管理されると言うシステムだから、
”現在吸い取られているデータを個人が取り返せる時代になる”
何が起きるかというと
自分のデータの価格を自分で決めるようになったり、検索結果も人それぞれ独自性が出せるようになる。
これによって、個性が無くなる問題も解決する。
先の未来は”あなたに必要なものが、ちゃんとあなた独自の価値観のもとに無駄なく提供されるサービスが生まれる”ということ。
この本の結論を述べると
”10年後にGoogleが消えることは考えにくいけども
そのうちブロックチェーンが主流になる時代が来るよ”
ってこんな感じかな?
今日紹介した内容以外に面白い
話しが盛りだくさんなので、是非ご購読下さい^^
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