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腰痛について知っておいてほしいこと

或るマッサージ屋の日常 番外編

この頃、ゴットハンドが多すぎる

僕は神の手は持っていない
髪の毛が欲しい

ツイッターを見ていて、フォロワーさんが腰痛について動画を上げていたのを見て愕然とした

腰痛患者にここまで言われるこの業界はどうなんだろう
じわじわと自分の業界に腹が立ってきて、火がついたのでnoteを書くことにした
そもそも僕は整骨、マッサージ業界の人とはあまり意見が合わないしほとんど付き合いがない
ごく一部の人間とは付き合いがあるが、全員マニアックだ
彼らはリテラシーもしっかりしているし「絶対に治る」と、意味不明なことは言わない
ただ「絶対に治す」努力をしているだけだ
結果的に治らないこともある。症状が軽減できただけということもある。


患者の症状に合わせて二人三脚でやっていこうという努力をしない施術家もいるということは事実だ

なので、今現在で言われている腰痛について書いていきたいと思う

ヘルニア

ヘルニアとは何なのか、それは椎間板の膨隆だ

加齢による椎間板の水分の減少は、椎間板症と呼ぶこともある
年齢による身長の変化はこの椎間板の水分減少が多いといわれている
もちろん骨粗しょう症もあるとは思うが。
若年層にも発生しほとんどは13~17歳ぐらいが多い

上記のように赤いできものがそうだ

膨らんで出っ張ることが多い、横の出っ張りに触れると触れた側の脚にしびれ感、重み、運動障害が出ることがままある

真後ろに出た場合は両足に、ひどいケースだと排尿障害なども起こることがある

レントゲンでは検査が足りないし、確定診断は出ないはずだ
レントゲンは骨しか見えない
椎間板ははっきり映るものでもない
それなりにカルシウムを含んでいるものでなければほとんど映らない
しびれ感や足に重みのあるケースではCTがMRIがメインとなる

レントゲンを見てよくドクターが言われる

ほら、ここ薄くなってるでしょ

というセリフは、ミスリードだ
もともと薄いのかもしれないし、薄くなったからどうとなるものでもない
薄くなっても痛まない人もいれば、ヘルニア状態でも症状なく歩ける人もいる

どちらの症状でも客観的に見る必要はある

大事なのは追求して自分の体の状態を把握することだろう

ここ数年ではヘルニアにたいして脳の感知がうんぬんといわれてきているが、ここでは書かない

腰椎分離症

腰椎分離症の場合は、後ろの神経管を包む骨と椎体の部分の連結がなくなるため腰に不安定感が出る

おなか側に滑り出しやすくなるがすべて滑るわけではない
ヘルニア同様神経症状が出やすい
腰椎分離症は年齢を重ねると腰椎すべり症になっていくことが多い

これが腰椎を上からみた図だが、赤丸で囲まれているところが主に折れる
最初は片方、進行すると両方折れる

多いパターンが第四腰椎、一番下での分離症は赤線の場所が折れるケースもある
横から見るとこんな感じになる

部活などで激しく運動している学生が分離症になるケースが多い

好発年齢に13~17歳前後が多い理由は
骨が成長段階にあるために柔らかい部分がある為と、まだ完成してはいないが激しい運動ができるほど筋肉や骨格が成長している段階だからだ

大人になってから分離症になるケースはほとんど聞いたことがない

事故ならば別だ
もともと分離していて、大人になってから発覚するケースがほとんどだと思う

この腰椎分離症になってしまうと、初期症状の段階ではっきり確認して早期に治療していかなければ、
ずっと腰痛に悩ませられることになる

腰椎の分離部分は安静にしていないと癒合していかない
そのため偽関節になり、二度と自力では癒合できなくなるのだ

僕が見た中の初期症状で多かったのは

13~17歳前後の年齢でのぎっくり腰の症状が多い

歩けないほどではないが、歩くのがつらい
しかも痛みが強くなったり弱くなったりするのだ

しびれなども出ないし、足の重さも少ないことが多い
ただ腰が痛い、というケースが多かった

腰椎分離症はレントゲンを見ただけでヘルニアと誤診されるケースが多い
一応骨折なのでレントゲン判断もすることは可能だ

しかし見過ごされてることも多いように感じる

専門性のあるドクターならすぐにわかると思うが、読影はしにくい場所だからだ

腰椎分離症をCTやMRI以外で調べる場合は「片足起立過伸展テスト」というテスト法がある

これで陽性になった場合はMRIかCTを取るように勧めている
しかしたったこれだけのこともできない、もしくは知らない施術家やドクターもいることは念頭においてほしい

画像をつけようと思ったが、著作権があるのでやめておく
気になったならリンクは張り付けてあるので見てみてほしい

自分でできる腰痛の対処法

まず腹筋背筋はダメだ
あれは悪化の一途をたどる、というか腹筋背筋では腰痛は良くならない

腹筋背筋だけでは確実によくならない
膝を立ててやる腹筋もダメだ
腰痛時にはしてはいけない

ここ数年では
膝を立ててやる腹筋は日本女子バスケットボール連盟が腹筋を禁止したほどだ
ソースはこちら

僕の場合は横の腹横筋、腹斜筋を強化することをお勧めしている
この筋肉は体幹を固定することにも使える筋肉だ

やり方はサイドプランクで検索してほしい

このサイドプランク中におなかを引き込む形でやると、ヘルニアや分離症の方は痛みが出にくいと思う

通常のプランクやバックプランクなどもやってほしいが、腰のそる角度では逆に痛みが出てしまう

なので、やる際の角度や注意点などは腰をそりすぎないようにしていただきたい
回数や時間も最初は少なめでいい、無理をしすぎない程度でいい
痛みが強い場合や痛みが出た場合は、中止にして安静にしてほしい

ドローイングも有効だ
あまり体を動かさなくてもできる運動だ
リンクも貼っておく
これもプランク同様に、腹横筋の、筋トレになる

筋肉の状態や痛みの出方などで筋トレや施術の状況がかなり変わるため、そのほかの筋トレはお伝えしにくい

最後に

この頃は
1万人程度の人数でこれだけ治療しました!という宣伝や
噂のゴットハンド!や当院オリジナルの医師も絶賛の技!という広告をよく見かける

超ゴットハンド降臨!みたいなのも見たことがある
僕はゴットハンドは持っていないし、できればゴットハンドより髪の毛が欲しい

しかし
患者さんと向き合って、その患者さんなりにあわせた施術や治療をする施術家やドクターは減ってしまったように思う

ゴットハンドを持ってなくても施術も治療もできるのだ

大事なのは
患者さんに対してどういう風に結果を出すか、その過程について納得してもらえるか
自分が施術できない症状なら別の医療機関などへ紹介できるか

ということだと思う

きちんと納得できない施術なのであれば、その施術は受けないほうがいい
口だけうまい施術家もかなりいるのでその見分け方を書いておく

見分け方は簡単だ

説明しない施術家
質問に答えられない施術家
ふわっとした「大丈夫!治りますよ!」と簡単に言ってしまう施術家
施術する際のメリットとデメリットを伝えられない施術家
1万人程度で自慢してしまう施術家(2万人まで含む)
チラシやHPがうるさい施術家
次回次回と施術の方針も語らず来院することだけを目的とした施術家

ちゃんと結果が出て、体が治っているならいい
結果が出ておらず、上記の項目に2つ以上当てはまるなら、通院はしないほうがいい

ぜひ参考にしていただきたく思う

実際あった話しか書けませんが、気が向いたらサポートお願いします