今年もどぐらさんの記念壁画を作った話

 皆さんいかがお過ごしでしょうか。
 アナリストの記事のことや諸々のことで忙しかった2月でしたが、実はわたくしもう一つ活動していたことがありました。
 それが

【マイクラ】毛量マシマシどぐら完全再現!?どぐらリスナーからの贈り物2023

https://www.youtube.com/watch?v=XQaHEJT55gE

 こちらの動画のマイクラ建築物を実はせっせと作っておりました。

 まめスパの編集で非常にテンポよくまとめてもらったのですが、実はなくなく割愛された部分や、裏話等書けたらいいなと思いnoteに残そうと思います。

 今回の計画ですが、ことの発端は昨年のリーグにさかのぼります。

【感謝】2021年がんばったどぐらへ、リスナーからのマイクラサプライズ

https://www.youtube.com/watch?v=l90QneuwIoA

 上記の動画の通り、昨年もアナリストをやる傍ら記念碑の建造を行うというハードなスケジュールだったのですが、今年は手が空いていることもあり、どぐらさんが参加するGood8Squadが見事リーグを首位通過し、総合優勝の可能性も高いということで、今年も作ろうじゃないかと話をどぐリス達の中でちょこちょこ始めました。

 そして建築計画サーバーが建てられたのが12月24日、他にやることが無いのかと心配になるほどですが、記念碑製造のためのマイクラサーバーが稼働開始したのです。

 前回は単純にマイクラを遊ぶと言うお題目でスタートしていたどぐらサーバーでしたが、今回は最初から「記念壁画を作る」と言う目的でスタート。
 昨年の作業に携わったメンバーを中心に、今回はニューカマーでありながらマイクラの経験値が高いメンバーを新たに加え、「壁画の規模をとにかくでかいものにする」のを目標に計画はスタートしたのでした。

 というわけでまずは肝心な「何を作るか」の企画会議です。

 昨年に引き続き今年も壁画を作るとなると、昨年やったようなネタは避けたい。
となるとやはり「今年流行ったもの」を中心に壁画の制作を進めることがまず決まりました。

 と言うわけでまず決まったのがどぐらさんの顔壁画のデザインです。今年の上半期の話題を掻っ攫った、某リーグの初期宣材の毛量マシマシどぐらさんを作ることがまず決定しました。

覇気の無さが癖になる

 となると……

 必然的に同じく話題になったSakoさんも作ろうと言う話になるじゃないですか。
 これは当然の、いや必然の流れですね?

 しかしここで我々も冷静になります。

 「どぐらさんとsakoさんの2人の壁画並んでるって意味わかんなくね…?」

 ただあの絵を出すだけでは怒られてしまう可能性も加味し、どうやれば面白く見せることができるのか私たちは熟考しました。

 「良いオチに持ってくれば見栄えもしそう」

 「猿の惑星のようなインパクトが欲しい」

 いろいろ思案した結果、グッパチメンバー全員の壁画で大きな囲いを作り、床にsakoさんの壁画を持ってくることで5人目の立川選手を匂わせつつ意外性で畳み掛けるという構成となりました。

改めて設定の妙を感じる仕掛け

 詰まるところsakoさんを際立たせたくて他の壁画も頑張ったみたいな順番で出来上がっているのがあの巨大壁画です。

 どぐらさん、sakoさんの2名のデザインは早々に決まったものの、残りの3人をどうしようかはまた会議が紛糾しました。

 その中でも早くきまったのがカワノくんのデザインです。アレの元絵はカワノくん自身がTwitterにアップしていた自撮りの画像で、暗い場所で撮ったせいか妙に明るく調整が入っていてそのままでは作るのがめんどくさかったため、こちらで画像編集をかけて明るさを元のトーンに落として仕上げたのがあの画像です。

この迫力よ

 ガチくんについては、彼の番組である「ガチくんに!」のサイトで使用されているちょっと古い彼の画像になりました。案としては「ホゲータにレッドブルキャップを被せる」「トパンガTV初回登場時の短パン小僧」などいろいろ上がったのですが、動画化してもらう時に面倒なことにならないようにある程度せめぎ合い、あの画像になりました。

いまともちょっとキャラが違う

 そしてぷげら選手ですが、彼についても「米津玄師がPVで轢かれる直前の叫び顔」や「FF14で彼がアバターにしているピンク髪のララフェルの女の子」や「グラフト時代のスーツ着ている今とキャラが違うぷげら」などいろいろ候補に上がったのですが、「果たしてどぐらさんが見て理解できるのだろうか…?」というところが大きくネックとなり、SFLで使用されているポーズの画像となりました。

FINALのフォントはFFのものを再現しています

 とりあえずここでメインの壁画のデザインは決まりました。

 ですが、せっかくの壁画をいきなり見せてはい終了ではつまらないので、さらなる企画を考えます。

 というわけで私はここで今年のどぐら配信を象徴する「アレックス」を登場させることを思案します。

 アレックスをただ壁画にしても彼の良さは出せないと思ったため、「ごっつの車窓から」にインスピレーションを得た、「トロッコで移動しながらアレクのモーションを再現した立像を連続で見せる」という案を練り上げ、勝手に作りました。

 しゃが中p、立ち中k、立ち大kの三本の槍に加え、ラリアット、フラッシュチョップ、バックドロップ、ディゲンヌという一連の技をガイル相手に決めているという一連の作りになっています。
 ちゃんとガイルがソニックを打つ直前に大kがあたりクラカンするというモーションになっています。
 動画中に出ているアレクの勝ち台詞集ですが、汎用台詞+対全キャラ固有セリフが載っていて、全20ページに及ぶ大作です。

個人的に一番再現度が高いのはラリアット


ってか、ディゲンヌってなんなん?

 その次に登場したどぐらさんのデスクは、ミートさんがTwitterにアップした画像を元に、あのデスクが美しかった頃に思いを馳せて、参加したHくん1人の手で制作されました。
 横のサイドラックまで作ってあるのがポイントです。

奥のパックンフラワーがキュート

 次に登場したのはジヴァートマの壁画です。なぜかどぐら配信でたびたび話題に上がるマイナーキャラですが、やはりこの機会はこのキャラの壁画もやっておくべきだろうと思い制作に入りました。

 昨年の企画の際にロボカイの壁画を作ったMさんに、どうやって作ったのか尋ねると「元絵を適当に拾ってきた」とのことだったのですが、このジヴァートマというキャラはとにかく人気がありません。
 この絵を作る時にピクシブを探ってみましたが、その時点で3、4点しかファンアートが存在せず、制作の危機に直面しました。

 ですがここでMさんが「今年は制作手伝えなさそうだから、ロックマン風に書いてくれる絵師さんにジヴァートマのロックマン化の依頼かけてみるよ」と地腹を切って下絵を用意してくれました。ありがたやありがたや。

どぐらさんさすがにすぐ気づきましたね

 その次に実はとあるプールと建物が製作されてました。どぐらさんが雑談する際に起動するゲームの「アヒルのプール」の画面に登場する施設だったのですが、残念なことに雑談しているどぐらさんは配信中コメントを見ているため、ゲーム画面をあまりおぼえておらず…ピンとこないままお流れに
 これも1人で作ったHくんのガッカリした気持ちは察するにあまりあるでしょう。

再現度はかなり高いです

 そして配信中ことあるごとに口を突いて出る「温泉郷」をイメージした施設と、大阪のゲームセンター「モンテ50」を眺めて壁画に突入します。

どぐらさんの行きたそうな場所

 とまあここで終わっても良いじゃないかというところなのですが、どうしてももう一つだけ作っておきたいものがありました。

 2022年、最も格ゲー界隈でインパクトを残したであろう画像、「巨匠ひぐちが撮影したウメさん」をなんとしても壁画にしたかったのです。

 あのホラーな雰囲気をなんとかマイクラで出すことはできないだろうか、演出も凝りたい…と練りに練りました。
 まずこだわったのは「地中に作る」ことでした。陸上にドームのようにしても得られない壁の歪な雰囲気を目指したかったことと、深い地中に潜ること自体を演出としたかったからです。

 なので地中に縦50、横50、高さ80ほどの超大規模の穴を掘削しました。合計20万ブロックを削り出す作業、壁画作業全体の中で1番きつかったのはこの掘削作業でした。絵が出来上がっていく高揚感などもなく、ひたすら掘り続けるだけの作業…思い出したくない…
 TNTを山ほど用意しひたすら発破をし続けること1週間、なんとか壁画が収まるサイズの穴が完成しました。

 とにかく凄まじいサイズの縦穴となると照明が問題になります。どうすれば壁画にたいまつを付けずに良い雰囲気でウメさんの顔がライトアップできるのか…考え抜いた結果地上から1ブロック分の幅だけ太陽光を引き込むことにしました。

 その後ダークソウルのボスである白龍シース戦を彷彿とさせるような演出にするのは一緒に作業していたYくんの案で、こちらもより面白くなる良い形に仕上げてもらったと思います。実はウメさんの仕掛けがあった部屋にはネコ2匹が飼育されていたというのも芸細ポイントでした。

白霊召喚とメッセージ、落ち方を間違うと死んでしまいます
どぐらさんも実は一回しくじって装備をロストしました
体力バーがいい味出しています

 というわけで以上が裏話となります。作業に携わってくれたみんなと、動画を見てくれた方にも感謝感謝、こうやって形になって笑ってもらえると達成感もあるというものです。

 来年はやるかどうかわかんないけど、何かできたら良いよね〜


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