好きなことを仕事にする為に

『好きなことを
仕事にしない方がいい』

そんなことを言われたこと
があります。

だけど私は、
どうせ生きるしかないなら
好きなことをしていたいし
それでお金を稼ぎたいと
思いました。

物心ついた時から
自分の選んだ服しか着ない、
ファッション誌を毎月買い
そこに載ってるお洋服に憧れ
小学生の時、母親と初めて
原宿の竹下通りに買い物に
行ったのを覚えています。

私がファッション関係
の仕事がしたいと思ったのは
中学生の頃。
その頃から、高校卒業後は
専門学校に進学すると
決めてました。

スタイリストという職業を
知ったのは、進路を考える
中学2年生の後半くらいだった
と思います。

負けず嫌いの私は、
とあるスタイリストの
インタビュー記事で、
”スタイリストになれるのは
数%しかいない、厳しい世界”
というのを見て火がつき、
どうせファッション業界に就く
なら、トップを目指したい、
わたしは絶対になってみせると
根拠のない自信だけでここまで
きました。

専門学生時代も、
周りの誰よりもやる気に
満ち溢れていたと思います。

過去の記事通り、専門学校選び
がとても重要だと思っていた私は
高校1年生の頃から資料集めをして、
オープンキャンパスや学校見学
に行っていました。

専門学生になってからも
スタイリストさんの手伝いは
誰よりも行きつつ、
授業のテストと成績も
負けず嫌い精神で頑張って
いたと思います。

あの頃の自分は本当に
キラキラしていたなと
思い出しました(笑)

そして今の師匠に出会って
私は学校を辞める選択をし、
事務所の近くで初めての
一人暮らしを始め、
全ての逃げ道を閉ざしました。

あの時退学を認めてくれた
先生や両親に感謝しています。
そして、私がアシスタントの仕事
で忙しすぎる中、部屋探しを
してくれたり、引っ越しを
全てやってくれた両親に本当に
感謝でいっぱいです。
それと同時に、
私は夢を叶えなければいけない
と強く思いました。

仕事を始めてからの数ヶ月間、
SNSも開くことなく
友達との連絡も途絶えていました。
それくらい目まぐるしく
毎日が過ぎていて
気づいたら成人式の前撮りの日が
近づいてました。
私が働き始めて初めての休みが
成人式の前撮りでした。

運よくその時は先輩や後輩が
いたので、私は前撮りに
行けたし、成人式にも出席
することができました。


この仕事をやるために
たくさんのことを犠牲に
してきました。
でもどれも私が自ら選んだ
選択です。

後悔してませんとは
まだ言い切れません。
後悔しないように
生きていきたいと
思っています。


ここまで続けてこられたのは
好きという気持ちと
負けたくない気持ち
だけだと思います。

服が好きなだけでは
正直続かない世界だと
思います。

どうしても、何がなんでも
スタイリストになりたい
という気持ちだけが
必要だなと、4年やって
改めて感じています。

過去にたくさんの後輩が
入っては辞めを繰り返して
きたけれど、服が好きって
気持ちはみんな同じです。
それ以上に、スタイリストで
なければいけない理由を
しっかり持つことが大切だと
思っています。

もちろん私も過去に何度も
辞めたいと
思ってきました。だけど、
辞められない環境を物理的に
自分で作っていたお陰で
ここまで来れたと思います。



誰になんと言われようと
常になりたい自分を
思い描くこと、
その自分を目指して
進んでいくことが
アシスタントを続けていく為
に必要な気持ちだと
思いました。


私は早く独立して
親孝行と、
応援してくれた友達への
恩返しをすることが、
今の目標です。



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