12月13日

昨夜は早く寝た。しかし起きたのは遅かった。珍しく夢を見ていた。結婚できることになった。望みが叶うことは何かが失われるものなのかもと感じた。全面的な素朴な喜びとはどこか違った。夢を見ている時に目覚めたので、覚えていた。

だいたい寝起きがよくない。それに朝型体質ではない。昼に体調がよくなる。2回くらいトイレに行った後に、体調がよくなるようだ。という寝起きの体調の悪さだ。ただやはり単純に、ようく寝たらだいぶマシだ。

それと今日は、夏目漱石の「こころ」を読みおわった。1日1章をやっていて、まず1章以上読むのだが、読みおわった。以前に読んだ時はしっかりとらえていなかったようで、断片的に残っているが全体像はなかったようだ。

少し前に、読書の2周目について思ったことがあった。というのは、メディア論がテーマにあったからだった。メディア論といえばマーシャル・マクルーハンの名は必ず上がる。彼は英文学者のカナダ人だ。メディア論の本を読んだ時に、何かがつながった。彼は2周目だから、メディアでメタファーを語れたのだ。タイトルとか見出しを言うようなもの。そうだろうなあとは思うものの、情報は欠けている。

小説家の村田沙耶香さんは、2周目の目なのだろうなと思う。2周目の読書は1周目の自分の目がみえる。ミステリー小説なら、2周目には、第一印象にだまされている自分の目に気がつくだろうし、常識的な判断によって見えなくなっている自分の目にも気がつくだろう。

また同時に、活字に触れる量の問題ではないのもわかる。1回読んで終わりの読者だらけなら、感情を動揺させられればよい。ただしこれでは2度も3度も動揺しない。だからお笑い芸人がスターになったのだ。

2周する人だらけなら、感情を動かすことではなく、何かに気がつくとかの仕掛けがなければ飽きる。2度も3度もびっくりなんかしないから、そんな対象にアホらしくなってしまう。

日記ではなくなってしまった。またやっちゃったな。いいや。おわり。

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