鬼ノ城に行った:岡山県

23年2月中頃に、岡山県総社市にある鬼ノ城に行った。

鬼ノ城は山の中にある古代の城で、文献に残されていないらしく、謎の多い城のようだ。おそらく7世紀ごろ、白村江の戦いや中大兄皇子が出てくる時代にあったと推測されている。

言い伝えでは、吉備津彦命が退治した温羅(うら)の城なのだそうだ。これは桃太郎の伝説と重ねられている。渡来人が作ったという話もあり、鉄の加工技術を伝えたとも言われる。どうも、鬼や神などといわれているようだ。

歴史などの情報は、Wikipediaでもひとまず閲覧できるのでそちらに任せます。


東総社駅で降り、總社(備中國總社宮)(そうじゃ)に寄った後に、駅からタクシーで向かった。距離は服部駅の方が近い。ただ服部駅前はぱっと見、タクシーが待機するような雰囲気はなかった。交通はタクシーかレンタカーになると思う。バスなどはおそらくない。

街から田畑を抜けて山道に入った。かなり、山の中だった。途中、約3キロと書かれていた。貯水池の岸に、猪の親子がいた。

駐車場に着いた。雪が舞っていたが、空は明るかった。城がどこにあるのかパッとわからない。ビジターセンターがあり、そこで百円のマップを買った。スマホの電波が頼りない。マップは買っておいてよかった。

ここからまず西門に向かうが、途中にある学習広場(展望デッキ)に寄る。西門までは舗装されているが、山だ。西門は検索すると出てくるあの景色だ。あとは山歩きになり、素晴らしい景色や遺跡をまわる。


山の中にこれだけのものを築くのを考えると、まずそれに驚く。戦略的な意味や価値があったのだろうけども、まず作ったことに驚く。この山の中に。丘じゃない山の中だ。鉄の技術のおかげなのだろう。それがなければここまでのものは作れないのだろう。景色も素晴らしかったが、古代を体感できたことが、とてもよかった。

しかし歴史情報などは僕は語れないし、実際に見るに限るので、感想を書くより行くための話の方がいいかなと思う。ある程度の備えが必要だ。


まずビジターセンターでマップを買う。そして観光では、鬼ノ城の跡地の範囲を歩く。マップでは岩屋方面の道も書かれているが、山登りの装備が必要。気になって進んだが、これは戻らないといけないとすぐに思った。ガイドマップの黄色い範囲を歩く。およそ1時間半か。

できたらハイキングシューズ。ハイカットでなくてもいいけど。最低限スニーカー。今回僕はスニーカーだった。少し泥で汚れた。しかし山に慣れていないと滑ったりして危ないかもなと思った。

あと両手はフリーに。そのためリュックサックがいい。オレンジジュースとおにぎりが入っていたのはよかったなと思った。

夏だったらけっこう汗をかくだろうなと思う。観光なので、晴れか曇り予報を選んでいく。

ハイキングに慣れていたら警戒するほどではないけれど、あまり情報がなくて行ってしまうとびっくりすると思う。


でも、夢を見ているみたいだった。思い出に残るだろう。

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