見出し画像

既出!?社会不適合者の別称はこれだ!!!

■クレイジーな人たちに祝福を。

この動画の中に【社会不適合者】の別称が隠れている。
あなたは見つけることができますか?

・社会不適合者という【存在】とその【名称】

私はこれまでいくつかの【社会不適合者】について記事を書いてきたが、
どうしても納得できないことがある。
当たり前だが【社会不適合者】という言葉そのものが納得できないのだ。

その言葉は明らかに“社会の側”から見た言葉であり、
社会不適合者である本人が言うのは何かおかしな感じがする。

社会が勝手に「不適合」だと判断したのであって、
その上社会の枠から追い出した、または進行形で追い出そうとしているだけである。

当の「社会不適合者」と呼ばれる人間たちは、一応それに倣い
自分たちのこともその言葉で括ってしまう。

しかしどうも違和感がある。

そもそも私のように社会の枠内にいない不適合者からすれば、
社会に生きる者たちのことを

【社会“外”不適合者】

と呼びたいぐらいだ。

社会が不適合の烙印を押し、枠から追い出すのであればいちいち社会を基準にして、自らが「不適合」だと名乗る必要もない。

■社会不適合者のイメージを名称から変えるべき

・名称がイメージを悪くする

とにかく私はこの「社会不適合者」という言葉なり名称が、
【過負荷】であり【念能力】に近しいすばらしい能力があるにも関わらず
社会という漠然とした基準によって排他的な扱いを受けていると考える。

よって、私は自分なりに「社会不適合者」の別称というか、
社会を基準としない名称を考えることにしたのだ。
以下が私が個人的に考えた名称の案である。
結果的にすべてボツになったのだが、ぜひ過程を楽しんで欲しい。

+outsider(アウトサイダー:第三者・余所者・部外者)
ボツの理由)わかりやすいけど直球すぎておもしろくない。

+outcast(アウトキャスト:追放者・漂白者・非人)
ボツの理由)意味的には合うけど“outsider”が濁点が入っていて強いイメージがするがこちらは後半が“キャスト”という音で弱そう。

+ostracizer(オストラサイザー?:追放?)
ボツの理由)文法的に正しくないし、完全な造語である。【ostracize】は「追放する」であり、私たちは追放された側だから【-er】はおかしい。
語感の最後を伸ばす感じが必殺技っぽく聞こえていい感じかとも思ったが
言いにくいし初見でちゃんと読める人少なそう。

+misfit(ミスフィット:不適合・うまく合わない)
ボツの理由)わかりやすいし意味もすぐわかる。
短いし“ミス”も“フィット”も常用ば言葉。社会不適合者を英語圏ではこう表現するらしい。だけど少しかわいらしすぎる。
ポケモンにいそう。ユニクロの新商品にありそう。

+pariah(パーリア:のけ者・浮浪人)
ボツの理由)パーリア国家と言えば国際社会から疎外されている国家を指す。そこから転じて「宿無し」や、インドのカースト制度関連の「下級階層」、さらに犬種にまで意味が派生しているようだ。
ここまでくるとちょっと蔑称的な要素も含んじゃう。
そういう要素もありなんだけどそこまで不屈にならなくても良い。

■社会不適合者ではなく私はこう呼ぶ、こう名乗る。

上記の単語はまったくピンとこなかった。
さてここで冒頭の動画に戻るが、あなたは見つけることができただろうか。

冒頭の動画は、Appleの CEOに復帰したばかりだったスティーブ・ジョブズが、Apple社の哲学を強化するためのスローガンである"Think different"の
広告キャンペーンで使われたものである。
"Crazy Ones"=「いかれた奴ら」とのタイトルで、2種類のテレビコマーシャルがあり、短く編集されたテキストが用いられている。
いろんなバージョン(秒数や映像の人物のバリエーションなど)があり、
放送はされなかったがスティーブ・ジョブズの声のバージョンも存在する。

そもそもこの"Think different" というキャッチコピーは、クレイグ・タニモトというアート・ディレクターによって創られた。そのテキスト内で語られる文章を書いたのは、ロブ・シルタネンとケン・シーガルであった。
(Wikipedia/Think differentより引用)

全文を記載する。

Here’s to the crazy ones. The misfits. The rebels. The troublemakers. The round pegs in the square holes. The ones who see things differently. They’re not fond of rules. And they have no respect for the status quo. You can quote them, disagree with them, glorify or vilify them. About the only thing you can’t do is ignore them. Because they change things. They push the human race forward. While some may see them as the crazy ones, we see genius. Because the people who are crazy enough to think they can change the world, are the ones who do.

・では答え合わせといこう。
この文章の序盤に注目してほしい。

Here’s to the crazy ones. The misfits. The rebels. The troublemakers. The round pegs in the square holes.The ones who see things differently.  
(日本語訳)
クレージーな人たちがいる。反逆者、厄介者と呼ばれる人たち。四角い穴に丸い杭を打ち込むように、物事をまるで違う目で見る人たち。

この文章はまさに社会不適合者の特徴を捉えていると感じる。
どこかクレイジーであり、パブリックエネミーの要素を備えた反逆者であり、厄介者であるという表現はぴったりである。

特に後半の“The round pegs in the square holes.The ones who see things differently.”(四角い穴に丸い杭を打ち込むように、物事をまるで違う目で見る人たち)という表現はあまりにも当てはまる。
その中でも“四角い穴に丸い杭を打ち込む”という部分にかなり惹かれた。

そしてその“The round pegs in the square holes.”を調べるとすばらしいことがわかった。

この文の中の【square】(四角い)はスラングでは「社会不適合者」を意味するらしい。Appleのキャンペーンでよく使われるようになったらしい。
(日本語の慣用句やことわざ、言い換え言葉のように昔からあったかどうかは定かではない。)

まさに社会不適合者は四角い穴に丸い杭を打ち込むように、物事をまるで違う目で見ているのだ。

さすがApple社。
とは言え、Apple社は別に社会不適合者を擁護したり肯定しようとしていたかはわからない。ただのコピーである。

しかし私はこの素晴らしいテキストからいただくことを決意した。

■まとめ

これからは社会不適合者ではなく、【square】と呼ぼう。
これからは社会不適合者ではなく、【square】と名乗ろう。

適合も、不適合もないただの【square】。
社会という“四角い穴”に丸い杭を打ち込むことができる稀な人。
やもすれば“天才”となるかもしれない。

卑下する必要もない、隠れる必要もない。
【square】は人間を前進させる。

(全文日本語訳)
クレージーな人たちがいる。反逆者、厄介者と呼ばれる人たち。
四角い穴に丸い杭を打ち込むように、物事をまるで違う目で見る人たち。
彼らは規則を嫌う。彼らは現状を肯定しない。
彼らの言葉に心を打たれる人がいる。反対する人も、称賛する人もけなす人もいる。しかし、彼らを無視することは誰にもできない。
なぜなら、彼らは物事を変えたからだ。
彼らは人間を前進させた。
彼らはクレージーと言われるが、私たちは天才だと思う。
自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが、
本当に世界を変えているのだから。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?