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しんちゃんの映画をみたよ、という話

天カスってなんやねん、と。まぁまぁ毎年恒例になってるもんだしとりあえず観に行くか~と軽い気持ちで行った自分がバカでした。

しんちゃん映画、泣いた量で言えばロボとーちゃん以来ガバガバ涙腺緩んでた気がします。
面白かったな~しんちゃん映画まだこんな引き出し持ってたんだ~~~~~あ~~~~~てぇてぇ~~~~~~~。

友情の話

これです。
しんちゃんはサザエさん方式なので歳をとらないわけですが、多分一度は考えた事があると思います。
「皆、幼稚園終わったらどうなるんだろう?」と。

テレビシリーズで「えんぴつしんちゃん」っていうのが昔あったの覚えてますか?もし、しんちゃん達が小学生になったら…。という話です。
その時風間君は制服を着て、一人別の小学校に通っていたんですよ。まぁちょこちょこ塾通ってたりするシーンがあるので小学校からお受験する気マンマンなのは知ってると思います。
その風間君が、どんな気持ちでいるかが今回語られるわけですね。

エリートな大人になるためにエリートな小学校に行きたい。でもカスカベ防衛隊の皆と離れることになる。もし作中で歳をとる事があるなら、彼らは卒園後離れ離れになるのでは。
妄想がはかどりますね。それと同時に、リアルな感じがして切なくなります。
風間君が抱えるであろうそんな不安が今回の映画のキーになります。

友情をメインとした話。ここまで描いた映画は今まで無かったと思うので新鮮でした。

今までのしんちゃん映画を踏まえて

とはいうものの、防衛隊が大活躍する話は沢山ありました。
オトナ帝国では、親のいなくなった世界で大人を取り戻そうとする姿が描かれました。
ブタのヒヅメ、嵐を呼ぶジャングルでは事件に巻き込まれて子供たちだけでサバイバルをしました。
カスカベボーイズやユメミーワールドなんかは,、結構防衛隊がメインで活躍していましたね。
オラの花嫁では大人になった皆が出てきましたが、それはそれでエモかったです。

それでも基本的には野原家が何かしらの事件に巻き込まれるような展開が殆どで、クライマックスでは家族がメインのキャラになっていました。

学園に舞台を置くことで、いよいよ本当に子供たちだけが活躍する話になっていたと思います。それが防衛隊好きにはなかなかたまりませんでした。
まぁ最後にチョロっと野原家がしんちゃんを応援して「家族は子供をいつでも応援しているよ」って感じも熱かったんですけど。

ということで。防衛隊の「友情(と青春)」を感じてボロボロ泣いた作品としては、これが最高なんじゃないかな…という意味でまだまだこんな引き出しがあったのか~という感じでした。

ちなみに、ぱっと思出せる範囲で、今までの映画で泣かされたポイントとしては。
・暗黒タマタマでしんちゃんがお兄ちゃんとしての自覚を持つ
・オトナ帝国で、大人が感じる懐かしさやしんちゃんが「今を生きたい」と願う前向きさ
・ブタのヒヅメの、ブリブリざえもんを通して優しさというものを説くところ
・ヤキニクロードの補助輪外して自転車が乗れるようになった成長
・戦国の、人の死がどういうものか知った心の成長
・カスカベボーイズの椿ちゃんへのガチ恋

とかとか。
各映画でしんちゃんは様々な体験や成長をしていると思いますが、友情や今のこの青春を精一杯楽しもう!という一面が観れて胸がいっぱいです。

風間君とボーちゃん(重要)の可愛らしさ

これです(2回目)。
予告でも出ていますが、風間君がおバカになっちゃうんですよね。
ハシビロコウになってる風間君が可愛いのなんのって。
ああいう着ぐるみ的なコスをしておバカやっているの、大体(というか全部)しんちゃんなので斬新でした。

というか本題はボーちゃんですよ。
今までも何度か、テレビシリーズなんかでたまにボーちゃんがフューチャーされる話はありました。
なかなか謎に包まれているキャラですが、まつざか先生に恋する回などもあって面白いです。

映画でもちょこちょこ冴えてる一面を見せたりするボーちゃんが、今回、ガチ恋してオタク特融の早口みたいになったり目をキラキラさせて好きな娘を見ていたり、それはもう可愛くて可愛くて。
ただハナミズ垂らしてぼーっとしている子だと思ってる人にぜひ観てほしい。

ストーリーに関して

別にレビュー記事でもないので細かくは書かないですが、ミステリー風と言ってるだけあって推理要素もあります。
それでもしんちゃんらしい展開で、ガチガチの真面目になるわけでもなく程よい感じで楽しめました。

映画公開にあわせて、テレビで昔やっていた探偵モノ風シリーズを再放送していたのですが、しんちゃんがお尻で推理する(?)のとか、映画への伏線として放送したのか~(?)

考える時にお尻がクリーチャー並みにボコボコしていたの、なかなか気持ち悪くてめっちゃ笑いました。
謎の組織の機械とかゲストキャラの不思議な力とかでもなく、普通に巣の状態でお尻ボコボコさせ始めていよいよしんちゃんヤベェなって思います。

防衛隊以外の各キャラもいい味出してて好きですね。ただ、アゲハちゃんっていうギャルがいいスペックしてたのに終盤あまり出番がなかったのが寂しかったかな~。
フェンシング強い所とかもっと推してくると思ったんだけどな~。

さいごに

面白かったです。
しんちゃんといえば劇場版は野原家中心の家族がテーマの話…というイメージだったのが、防衛隊の友情や青春をメインに描いて泣かされたので、斬新で楽しかったです。

来年も楽しみだなこりゃ


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