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本と思い出【珍世界紀行】

こんばんは。
今まで読んできた本について語るシリーズです。

レビューや考察なんかは苦手なので、読んだ当時の自分の事とか、そういう思い出語りみたいなものになると思います。
あらすじも端折ります。話す上で必要な部分だけ説明します。

紹介するにあたって、いつもアマゾンのリンク貼っているんですけど…なんか高くね??

正直、どうやって買ったのか覚えていません…アマゾンのおすすめに出てきて、衝動的に買ったような、ビレバンで買ったような…。
たまにビレバンの片隅に置いてある、変な本を衝動的に購入してしまう癖があります。
当時はたぶん、廃墟とか工場の写真集とか、そういう建物に興味が出てきたころでした。

奇書の世界史の本を紹介した際にも書いたのですが、自分の知らない時代の出来事を知るのが好きです。国や時代で文化や価値観がガラッと変わるのが面白いんですよね。

この本は、ヨーロッパで実際に存在している建物とその展示物について紹介しています。
筑摩書房の専用ページに「信仰、性愛、拷問、病理……取材一〇年、ヨーロッパ的感性の地下水脈を探して、九九箇所を踏破した珍名所巡礼の記録。」とあるように、現在ではエロでグロでアンダーグラウンドな世界観を感じるものを展示している博物館や場所についての、写真付きの紹介、解説。

昔拷問の歴史について、器具とか方法なんかを図書館で読み漁っていたことがあります。純粋に興味があったからです。「本当にこんなことしていたの?民衆は面白がって見ていたの?」と、やはり自分の知らない時代、国のことは都市伝説のように信じられないし、許されていた価値観を今では味わう事のできないものですので。
なんというか「人って生きている時代や国が違うだけでこうも違うのか」というのを感じると、何を正しいものだと信じるか…。人間も完ぺきではないのだなぁと思います。

他にも病理標本?なんかが展示されている建物の紹介もあります。こういうものが実際にあるとわかると、ネットのまとめなんかで「昔行われていた非人道的な実験」というのもあぁ…本当に行われていたのか…と感慨深いものがあります。見世物小屋とか。
センシティブな話なので言葉を選んでしまいますが、こういうものがあるからこそ、今の価値観があるというか…。

基本的に面白がって読んでいますが、ふと我に返ると真面目に考えてしまいますね。

「こういうのは見てはダメ!」と、色々制限されてしまう時代な気もしますが、人間というのはこういう一面もあるのだ、というのはある程度知られていたほうが良い気もします。秘宝館とか。ちょっと違うか…?
まぁYouTubeなんかでまとめられてたりしますけど。
でも拷問とか性的なものとか殺人事件とか、なんか厳しくなっているみたいで。ゆっくり解説なんかも収益がどうとか、投稿者さんが呟いているのを見かけるとなんだかなぁって思います。

私はそういうのが知れると楽しい(勉強になる)し、実際に悪いことしようなんて思わないですし、ゲームとか漫画は悪影響が~…といわれているのをみかけるとちょっと悲しくなります。
難しい話なのでなんとも言えませんね…。

あと、実際に旅行へ行って、自分で直接体験できたらより面白いのだろうと思います。いつか行ってみたいけど、海外は色々怖い気もします。日本語しか話せないしなぁとか。
そういう時に改めて、様々なジャンルがあって、読むだけで知れたような気分になれる本という物は、本当にすごいなぁと思います。

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