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【専門調査員】外務省在外公館専門調査員出願について

みなさん、こんにちは。
国際協力・国際開発領域でキャリア構築を目指す20代です。

この度、外務省在外公館専門調査員専門調査員に合格することができましたので、自身の体験の記録を残したく思います。
プロセスや選考基準に関しては、公式に公開されていないことも多いので、出願や受験の具体的な内容について記載するわけではなく、主にどのように準備を進めたかについて記載します。

1. 情報収集

出願にあたり、まず初めに行ったのは情報収集です。過去の先輩方のお話を通して、在外公館専門調査員専門調査員というポジションは認識していましたが、具体的な選考のプロセスや業務の内容までは把握できていなかったので、まずは最新の情報を集める必要がありました。
情報収集として行ったのは、以下の3つです。

  • 説明会に参加

  • 現職・経験者にヒアリング

  • SNSにて検索

まずは国際交流サービス協会の実施するオンライン説明会に参加し、一般的な情報を得ました。オンライン説明会は事前に参加登録しオンライムで視聴する必要がありました。説明会に参加したかったが日程を逃してしまった方は、Youtubeに公開されている外務省 在外公館専門調査員の動画を拝聴すると良いかと思います。

続いて、現職・経験者の方にお話を伺いました。もともと現在専門調査員として働いている方を数名知っていましたので、まずはその方々に出願におけるtipsや実際に働いてみて感じたことなどを伺いました。また、出願にむけて、新たに自分の興味のあるポジションに近い方に何人かに繋いでいただき、お話を伺いました。主に伺ったのは以下の点です。

  • 専門調査員に至るまでの略歴

  • 在外公館での実際の業務

  • 専門調査員として働くことの良い点や懸念点

  • 選考において自身が評価されたと考える点

  • その他tips

また、上記と同時並行で、SNSを使って現職/経験者(と思われる方)による情報収集を実施しました。Noteやその他ブログなどで、出願の経験を記載している方もいましたので、各プロセスがどのように実施されるのかイメージを沸かせるために一読するのが良いかと思います。

2. 出願ポスト決定

情報収集を行いながら、出願するポストを決めました。募集ポストが発表されてから、募集期間修了まで約1ヶ月しかありませんので、書類を準備する時間を考えると、出願ポストはかなり早めの段階で目星をつける必要があるかと思います。
募集状況によって募集期間が延長される場合もあるようですが、確実ではないので、受けたいポストがある場合は出願期限までに出願するのが良いでしょう。

出願ポスト決定にむけ、確認した点は以下です。

  • 求められる語学力を保持しているか。

  • 必要とされる専門性/スキルを保持しているか。自身の強みが生かせそうか。

  • 主な業務内容は、自身の強みが生かせそうか。今後のキャリアに繋がりがありそうなものになっているか。

  • 赴任期間に赴任することは可能か。現職との兼ね合い上の問題はないか。

3. 書類審査にむけた準備

ここからが実際の出願準備となります。出願書類を準備する必要がありましたので、記入すべき書類をダウンロードし、書いては、周りの友人にフィードバックをもらい、書き直しをするというプロセスを繰り返しました。5人程度の友人に助けていただいたかと思います。用意が必要なのは以下です。

  • 専門領域・志望動機

  • 調査研究実績概略

  • WEBエントリーに必要な内容(履歴書)

  • 修士課程修了証明書

  • 査証・滞在許可・永住権等に関するお伺い書

基本的には今まで大学院・奨学金受験や、就活を通して書いてきたものをベースに、設問に合った形に文章を修正しました。

4.一次テスト(語学テスト・小論文)にむけた準備

続いて、一次テストです。筆者の場合は言語よりも、小論文の方に力を注ぐ必要があったので、そちらに全振りして準備を行いました。

  • 情報収集

  • 情報のまとめの作成

  • 設問を予測解答作成

  • 手書きの練習

まずは、先輩方からおすすめいただいたように、外務省ページ、月報などから、受験ポジションに関する情報を集めます。筆者は月報を3〜5年程度読み、コピペ集を作りました。そのあと、内政、外政、経済、コロナ… のようにカテゴリー別にコピペを貼り直し、過去3年の外政における重要事項はこれとこれとこれ!とわかるようなまとめノートを作成しました。
続いて、設問の予想を立て、その設問の解答および周辺情報を文章化しました。トピックごとに段落を分け、大目に文章化を行いました。設問によって、書く内容を選択して、段落を入れ替えれば、ある程度の設問には答えられるようにしました。この段階で、友人にフィードバックをお願いし、足りない要素はないか、考慮すべき考え方がないかを確認しました。
上記の工程まではパソコン上で、typeする形で準備を進めましたが、テスト1週間前頃からは、ひたすら手書きの練習をしました。準備した解答を覚えて限られた時間で書ききること、漢字を間違えずに書けるようになること(笑)を目標に、1日1〜2回、時間を測って書き出すようにしました。

5. 二次テスト(語学面接・人物面接)にむけた準備

二次テストに向けては、面接のイメトレを複数回するようにしました。自分が評価をする側だったらどんなことが聞きたいかを考えて、想定質問をつくり、解答の要点を準備します。一言一句準備するのではなく、その時の自分の言葉で話せるように気をつけました。また、結論ファーストで話す、簡潔に話す、笑顔でハキハキ話す等、面接にて大切にされる一般的なtipsをもとに練習しました。

さいごに

筆者は、このような形で準備を進め、合格をいただくことができましたが、これが唯一の勝利法ではなく、自分の状況や特性に合わせて準備を進めるのが良いかと思います!
この場を借りて、出願にあたり応援してくださった方々に感謝申し上げます。




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