#ちょっとおめでたい話
「 #書いてつながろう 」
外出自粛でなかなか外に出られず、
たくさんの暗い情報で頭がいっぱいいっぱい。
こんな状況だけど、みんなで「書く」ことでつながったり、
楽しい習慣になったらいいな。
そんな企画に賛同したメンバーで、毎週テーマに沿って投稿しています。
参加したい方がいましたらコメント欄にてご連絡ください。
今週のテーマは「 #ちょっとおめでたい話 」です。
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「あれ、もしかしてにの瀬先生ですか?」
これは、2年前の話です。
その日の仕事は、とある大学での学生取材。朝からずっといて、いよいよ最後の一人。
(イケメンで、名前もカッコいいな。ん? どこかで見たことがあるような・・・? )
そんな感覚を持ちながら取材を進めていると、途中で気づきました。あ、塾講師時代の教え子だ。
彼は一目見た瞬間「にのTじゃね?」と気づいてくれていたらしく、「先生の授業、面白くて好きでした」と懐かしそうに笑顔で話してくれました。
教えていたのはその6年前、僕が社会人1年目の自信なんてまるでなく、逃げ出したくなるくらい上司に怒られていた時期。彼は当時中学1年生。
それでも、覚えていてくれて、再会を喜んでくれる。
「○○のこと、覚えていますか?あいつ、今、東京で・・・」と、いろいろ話したいオーラを出してくれる。
(あの頃、必死に頑張って良かった・・・)
すごく幸せを感じました。
さらに話を詳しく聞くと、彼は中学卒業まで通塾を続け、進学校に合格。しかし、勉強で忙しい生活などに馴染めず退学し、通信制高校に転入。そこで尊敬できる先生に出会い、やりたいことも見つかって、いま大学でその実現に向けて充実感を感じながら毎日を過ごしているとのこと。
なんだか、ホッとしました。
僕が教えていた塾は、土日も4〜5時間と長時間の授業を実施し、大量の宿題も課す方針だったので、
「中学生のうちからこんなに、しかも受け身の勉強ばかりして、高校入学後、大丈夫だろうか」
「好きなことを見つけること、勉強以外に費やす時間も大事なのではないか」
と不安だったのです。
彼は中学生の頃から、やればできるけど勉強が嫌いという生徒でした。
ある意味、不安は的中してしまった訳ですし、たくさん悩んだと言います。それでも、いま目標を持って楽しそうにしている。そのことに安心しました。
「また会いましょうね!」
取材終わりにはドキッとするくらいの満面の笑顔を見せてくれました。
それ以来会うことはできていませんが、おそらく彼は今年4年生。
就職活動も新型コロナウイルスの影響であまり進んでいないかもしれませんが、就職内定者として大学案内に登場いただき、卒業後の夢を聞いてみたいなと思っています。
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「勉強って、将来にどう役立つ?」
「高い偏差値の高校や大学に行くことにはどんな意味がある?」
それを知るために塾講師を辞めて転職したのですが、答えは正直まだわかりません。むしろ、進学校出身じゃなくても、大学に行っていなくても、嫉妬するくらい輝いている人にたくさん出会って、ますますわからなくなりました。
でも・・・
勉強を教えたり、頑張る生徒を見たりするのは楽しかったな。どこかでまたやりたいな。
と懐かしくなっている今日この頃です。
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来週のテーマは「 #推薦図書 」
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