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シンプルとは対局な物持ちの良さ

両親ともあまり裕福な家庭ではなかったせいか「ものを大事にする習慣」といえば聞こえはいいですが貧乏性なところがあります。
なので実家は押入れはものでいっぱいですし、父は実家以外に倉庫を借りておりそこにもものがあります。

実家は特段裕福というわけではありませんが、祖父母がいたおかげで僕は欲しいものがあれば、よほど高価なものでもない限りだいたい買ってもらえる環境でした。
子供は買ってもらったおもちゃなど箱なんかすぐに破り捨ててしまい、おもちゃ本体もすぐぼろぼろになるもんだと思いますが、僕の場合は箱もきちんと取ってあり、遊んだあとはちゃんと箱にしまうということを繰り返していたので、おもちゃより先に箱の方が悲鳴を上げていました。
箱ごときれいに取ってあるので、知らないうちに他所へやられたりすることも多々ありましたね。
気にっていたおもちゃだからこそ大切に取っていたのに。

唯一箱にしまわなかったのはブロックくらいですが、それも専用の箱を作ってもらい、その中に放り込んで管理するといった感じでした。

また気に入ったものは何故かずっと手元においておきたいタイプなので、おもちゃや文房具、服、カバンなども親が捨てない限りずっとおいてありました。

絵本なども子供の頃のものがまだ実家の何処かに眠っているはずです。
そんな状況だったので、子供の頃はものが溢れていました。

大人になった今はどうなのか

あまりかわりがありません。
なので、家の中でものが溢れてしまうんですが、それはやっぱり大人になったのである程度分別をつけて捨てるようにしています。
ただやっぱりiPad、iPhone、Mac、Switchなどの箱だけは置いてあります。

服についてはコートやジャケット類を除き、シャツ・パンツなどは1〜2年おきに買い替えるようにしています。
殆どのものが無印なのでそんなに長く着られないというのもありますが。

先日はTraditional Weatherwearのジャケットを1着処分したんですが、10年は着ていました。
目立ったところに綻びなどはないんですが、よく見るとカバンが擦れるあたりに毛玉がたくさんあったり、脇の下あたりに穴があったので。

カバンなどはある程度使い込んで「さすがにこれで人前に出るのはちょっと申し訳ないな」と思うレベルになると買い替えています。
ただすぐに捨てるかというとそうでもなく、しばらくクローゼットの肥やしになっており、目にするたびに心が痛む、というのを繰り返してますね。
先日2つ処分しましたが、悩み中のカバンがまだ2つあります。

靴などは定期的にメンテナスをするおかげで10年くらい前のBIRKENSTOCKのパサデナが現役で普通に履けるほどにあります。
以前BIRKENSTOCKへ買いに行った際履いていたんですが、店員さんに驚かれました。
靴は現在BIRKENSTOCKが2つとKeenとCROCSが1つずつで十分まわせています。
これ以上増やす予定はないですね。

あとはいつ使うのかよくわからない趣味のもの、例えばキャンプで使うような調理道具一式なんかはありますが、これも微妙に増えています。

大人になったのでかなり理性で抑えていますが、でも自分が把握してないだけで不要なものはかなり家の中に転がっています。

特に会社の書類やHDDで古いものは処分していいはずなんですが。

なんでこんな習慣が?

おそらく僕自身の「良くも悪くもこだわりが強く、気に入ったものを使い続ける上に心配性」というADHD的なところが出ているんだと思われます。
「あぁ、こういうところ駄目だなぁ」と思いつつもデザインや質感が気にれば使い続けます。

例えば最近でいえば財布をIL BISONTEからMILLETに買い替えたんですが、IL BISONTEはジッパーで閉じるタイプだったので、お札をよく噛んでしまい、お札にダメージが入るのが嫌でしたが、コンパクトさと質感が気に入ってメンテナンスしながら長年使っていました。

たださすがに「これじゃいかんだろ、お金に悪い」ということでMILLETにしたんですが、こっちはマジックテープで開閉するたびにバリバリ音がするのでそれはそれでどうなんだという気はします。
フェスなんかではこういった財布のほうがいいのかもしれませんが、いい歳したおじさんが使う財布ではないよなぁ、と。
また悩みのタネになりそうです。

最後に

中途半端に物持ちがいいと捨てられない性分になってしまい、シンプルな生活とは程遠いものとなってしまいます。
また納得のいくものと出会うまでに何度も買い替えたりするので、その度に増えてしまう。
カバンや服についてはある程度落ち着いてきましたが、財布やメガネといった小物類はまだこれといったものが定まっていない状態ですね。

そういう状態を楽しめるといいのかもしれませんが、それがまたストレスに繋がってしまうので考えものです。

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