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チョコレートとアールグレイのペアリング

先月の終わり頃に、再び紅茶の講座に参加してまいりました。
今回はバレンタインデーが近いということで「チョコレートとアールグレイのペアリング」がテーマでした。

あしたはバレンタインデー。
日本では女性から男性にチョコレートを贈る日になっているけれど(というかもはやそれも古くなりつつあるけれど)世界各国でいろいろと違うみたいね。
果たしてイギリスはどのような感じなのかと検索したみたら、男性から女性にカードと赤いばらの花を贈ることが一般的だそう。
そしてそのカードには自分の名前は書かないという習慣が古くからあるらしい。
なんだか興味深いのでまた詳しく調べてみようと思います。

イギリスの人たち、というかヨーロッパの人たちはチョコレートの消費量が多いので、日本人よりもチョコレートに対する特別感はないのかもしれない。
普段どのようなチョコレートを食べているのかは分からないけど。

この時期の日本は普段手に入らないチョコレートが海を渡ってやってきてくれるので、チョコレート好きの人たちにとって楽しい季節です。
自分のためにちょっとお高めのチョコレートを買う、というのが最近の日本のバレンタインの楽しみ方。

イギリスのチョコレートの消費量ランキングは、世界3位だとその講座で教えてもらいました。
1人あたり年間約10.9kg食べているそう。
そう言われてもぴんとこないので板チョコで考えてみましょう。
板チョコ1枚60gだとして、大体180枚くらい食べているという計算。
ざっくりと2日に1枚くらい板チョコを食べているということかしら。

ちなみに日本は1人あたり年間2.1kgだそうなので、35枚。
イギリス人は日本人の5倍くらいチョコレートを消費していることになる。
ちなみに1位はルーマニアで2位はドイツ。
ルーマニアにチョコレートの印象はなかったので意外でした。ベルギー、スイス、フランスあたりがトップ3かと思った。

ちなみにチョコレートを固形にしたのはイギリスが初めてだったと講座で習いました。
私は世界史に疎いのですがコロンブスの時代と言っていたような。
それまでチョコレートは飲み物で苦い水と言われていたそうです。
私は初めて知りました!みたい顔をしていたけれど、大学生の時に「チョコレートの世界史」という本を読んで知っていたはず。何も身についていない。

長くなりましたがイギリス人はチョコレートが好きだと言える、ということが書きたかったのです。

そんなイギリス人が好きなチョコレートには、どのような紅茶を合わせるのがよいか。
紅茶に含まれるタンニンは脂肪を分解する効果があるので、チョコレートと一緒に飲むことは適しています。
その中でもアールグレイは万能と先生はおすすめしていました。

アールグレイとは、ご存知かと思いますがベルガモット(柑橘系)で香りづけしたフレーバーティーの一種です。
今回この講座で試してみたら、チョコレートとアールグレイは本当に合う!
アールグレイはさっぱりしているからかな。

正直なところ私はフレーバーティーが得意ではなく、アールグレイも進んで飲むことはありません。
ですが私はチョコレートが好きなので今回の講座に参加しました。
結果おいしいと思えたのでよかった。

面白かったのは、アールグレイはイギリス人が唯一認めるフレーバーティーだということ。
イギリス人はほとんどフレーバーティーを飲まないけれど、アールグレイだけは飲むらしい。
他に飲むとしたらストロベリーティーくらい。
私の想像かもしれないけれど、例えばフランスはマリアージュフレールとかフレーバーティーが得意な感じがする。
でもそれはおそらく紅茶の位置付けが違って、フランスでは紅茶よりもコーヒーのほうが日常で飲まれていて、紅茶を嗜好品として飲むからフレーバーをつけるのかもしれない。

講座ではアールグレイの誕生について簡単に説明がありました。

それから4種類のアールグレイの飲み比べができて貴重な経験だった。
アールグレイとひと口に言ってもいろいろとあるのね。
・アールグレイクラシック
(一般的なアールグレイ)
・スモーキーアールグレイ
(ラプサンスーチョンとアールグレイのブレンド。名前のとおり燻しているのでにおいが独特)
・グリーンティーアールグレイ
(苦味が強いけどさっぱりもしていた)
・クリステニングブレンド
(ジョージ王子誕生記念に作られた。ベースがダージリン。さわやかだった。個人的には1番好きかも)

バレンタインのチョコレートと一緒にアールグレイティーを飲むのもいいかもしれません。

明治の板チョコが可愛かったです。


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