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俺みたいになるな!!!


笑い話です。


時は2021年7月
会社へ出社後、すぐに腹痛が起こる。
なかなか痛みが引かずすぐに早退を決意。
自宅最寄り駅まで帰ってきたところであまりの激痛に耐えられず倒れこむ。

何とか近くの病院に駆け込み検査してもらう。
すると、身体の中にあるものが映る。


そう、


尿☆管☆結☆石

です。


世の中の痛みランキングで最上位に位置すると言われるアレです。
この時、石の大きさは1cm弱。
痛み止めの点滴をしてもらい落ち着いたところでとりあえず経過観察ということになりました。
まだそんなに大きくないので水分をしっかり取っていれば自然に排出される可能性が高いからという判断です。

しかし、この記事を書いているということは…


そうはならなかった……………………


時は進み約1年後の2022年8月
またしても腹部に違和感を覚える。
嫌な予感がする…
この時は前回ほど強烈な痛みはなかったもののすぐに病院で検査を受けました。


すると…
映っている………
成長したアレが………

こいつ…まだ俺の身体で好き勝手してやがった。
サイズも大きくなっていて1.5cmほど?と言われた記憶があります。
ただまだ自然に排出できる大きさだと診断がくだり、薬も飲みながら再度経過観察に移行することに。


さらに時は進み2023年6月、事件は起きる。

夜中2時、腹部の激痛により目が覚める。
(あーこれはきたか…)
一抹の不安はすぐさま現実に襲い掛かる。

激痛に激痛が重なる。
家には自分ひとり。
(あっこれだめだ…!)
救急車を呼ぶ。痛い。耐えられない。
救急車到着。
事情を説明する。病院に向かう。
痛み止めの点滴を打ってもらう。
しかし落ち着かない…!!!!
痛い痛い痛い!!!!
俺が何をしたというのか。
もがき苦しむ!!!
座薬投下。
激痛に耐えながら数時間後ようやく落ち着く。
検査してもらうとやはりの姿がそこにはあった。
しかしなにかがおかしい。


2個…ある…



俺の身体にはもうひとつ悪魔が宿っていた。

今回の痛みはもともと宿っていた結石とは逆の尿管にいつの間にか出来ていたもうひとつの結石が悪さをしていたものらしい。薬を処方され帰路につく。

悲劇はこれで終わらない。

その3日後、再度激痛が襲う。
今回は夜明け4時頃。
無理だと悟る。
すぐに救急車を呼ぶ。
地獄はここからだった。
病院に到着するも一向に痛みが引かない。
そのまま半日以上が経過。
地獄地獄地獄。
ようやく落ち着いたのはその日の夕方17時頃だった。
13時間、激痛に悶えた。
あらゆる語彙が今日限りで無力になった。
なにも思考できない。
痛みで叫びまくり喉はとっくに枯れ切っていた。

声も出せない。

ただ、石は出た。

元凶はひとつ倒した。


しかし、2年前から宿るアイツがまだ1匹残っている。
もうこんなつらい思いしたくない。

2023年8月、治療を決意。

体外衝撃波結石破砕術というものがあるらしい。
体の外から衝撃波をあて、体に傷をつけることなく結石を粉々に砕き、体の外に流しだす治療法とのこと。

結果………


ダイヤモンドは砕けない


いやなんで???????

2年間も体内で精製され続けた石は想像以上の硬度になってしまっているっぽい。どうすんのこれ

残された道はひとつ…

内視鏡による外科手術とのこと。

やるしかないでしょもう

2023年9月25日、入院開始
2023年9月26日、全身麻酔、手術成功
2023年9月27日、寝たきり(一番つらい)
2023年9月28日、退院

ほんじつにいたる。

というわけで長い闘いにようやく終止符が打たれたわけですが
現在も体内にステントという管が入っています。
金属のチューブのようなもので、尿管が狭くならないように広げ支える役割をしてくれています。後日経過観察とともにこれを抜く(麻酔なし)作業が残っているのでまだもう少しだけ地獄は続くんじゃ…

ここまで読んでくださったみなさん、
お付き合いいただきありがとうございました。
本当に地獄です。
石だけには本当に気を付けてください。
女性もなります。

・水分をいっぱいとること(2L/日 以上)
・コーヒー飲みすぎない(牛乳で割る)
・塩分とりすぎない(でっかいラーメンとか)
・遺伝もある(しょうがない)

寒い季節になっていくと水分は控えがちになるので、
あとDDRをやっている人は特に水分いっぱいとって。
素敵な石エピソードをお持ちの方はリプライやコメントなどで教えてくれると励みになります。(?)

最後に石の写真載せますので見られる方は気を付けてください。



術中に砕かれたもの。元はこれがひとつの塊


以上、笑い話でした。

俺みたいになるな!!!!(涙)


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