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ネガティブ・フリーダムとポジティブ・フリーダム

オードリー・タン(クーリエ・ジャポン編集チーム (編集) 「自由への手紙」、講談社(2020)


ある人と話をしていたら、この本を勧められたので、読んでみた。

自由には、ネガティブ・フリーダムとポジティブ・フリーダムの2種類はあるというのは強く共感。っていうか、この言葉は知らなかったが、リーダーシップやオーナーシップとマネジメントの話をしている中で、その違いとしてまさに言っていたのがこれ。

タンのいうネガティブ・フリーダムは、既存のルールや常識、これまでにとらわれていたことから解放され、自由になること。ポジティブ・フリーダムとは、自分だけではなく他の人も解放し自由にしてあげること。

今後、この両者は大きく違ってくる。本当の自由な人は、ポジティブフリーダムを体現して、自分が変えたいと思った人を変えれる人、自分が起こしたいと思っている変化を起こせる人だ。

何の話をしていたかというと、自律分散型の組織でマネジャーの役割を議論していた。タンのことがを使えば、マネジメントだけで実現できるのは、ネガティブ・フリーダムな組織。本当の意味で自律分散型の組織にするには、マネジャーはリーダーシップを、メンバーはオーナーシップを発揮しなくてはならない。そのとき初めて、ポジティブ・フリーダムが実現できるだろって話。

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