第3回 パーパス・ドリブンのコンセプチュアルプロジェクトマネジメント
◆はじめにこの連載では、第1回でVUCA時代のプロジェクトマネジメントはどうあるべきかについて解説し、その中でポイントになるのはパーパス、つまり存在意義(存在目的)であることを述べました。そして、前回はパーパスは企業のビジョンやミッションを定義するための根幹となる概念として使われ、よいパーパスを定義するには組織から個人までを統一的に捉えることが不可欠だという指摘をしました。
実際の企業活動の中で、組織から個人まで統一的にパーパスを捉えるためには活動単位になるプロジェクトのパ