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池田大作と創価学会

みなさん創価学会はご存じでしょうか?

”怪しい宗教でしょ”
"会員数がやばい"
”大学も創った”
"公明党"

なにかと世間をザワつかせる創価学会

なんか怖い。。

そんな感覚だと思います。
私もその程度の認識しかありませんでした。

しかし偶然手に取った
”池田大作 『権力者』の構造” 著者 溝口敦

https://www.amazon.co.jp/%E6%B1%A0%E7%94%B0%E5%A4%A7%E4%BD%9C%E3%80%8C%E6%A8%A9%E5%8A%9B%E8%80%85%E3%80%8D%E3%81%AE%E6%A7%8B%E9%80%A0-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE-%CE%B1%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%BA%9D%E5%8F%A3-%E6%95%A6/dp/4062569620/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E6%B1%A0%E7%94%B0%E5%A4%A7%E4%BD%9C+%E6%A8%A9%E5%8A%9B%E8%80%85&qid=1609185758&sr=8-1


これ面白ろすぎてチビった。

・*公称820万世帯"日本最大の新興宗教創価学会はどのようにして生まれたのか?
・急成長の理由
・絶対権力者 会長池田大作の素顔とは?

等々徹底的に調べ上げられて
創価学会の実態、会長”池田大作 ”の確信にせまっています。
位下にまとめました。

*全宗教団体の公称数を足せば人口の2倍になるといわれるほど水増しされている

目次
1 知られざる池田大作の生い立ち
2 池田体制の創価学会
3 池田大作会長引退



1 知られざる池田大作の生い立ち


初頭、ぶったまげたのが
創価学会の権力をほしいままにするゴッドファーザー"池田大作"

彼なんと







創価学会の創設者じゃなかった


1代目、2代目は早くに亡くなってしまい、3代目会長の池田大作が長年教団トップにいたため池田大作を教団の創始者と勘違いしていたと思われる。。

一代目 牧口常三郎(つねさぶろう)
創価学会の創始者。教師として苦学をかさねた学者肌の宗教家

二代目 戸田城聖
唯一無二のカリスマ
"集団指導業"として教団を急成長させ
教団の地位を確立。実業家肌



三代目にして池田大作

池田大作は東京の貧困海苔農家に生まれ
新興宗教入団の理由とされる 病、貧、争を漏れなく体験
創価学会に出会う20歳まではパッとしない青年だった。

創価学会創設10年
まだまだ小さく吹けば飛ぶ弱小教団の時代


2代目会長 

カリスマ戸田城聖


に出会い、"漢"戸田に惚れこみ入信。
これが池田大作20歳の転機となる。
(昭和初期~戦後という大混乱の時代が人々の価値観を大きく揺さぶり
新興宗教が流行る土台となった)

金になりそうなあらゆる事業に手をだす実業家肌の戸田
その腹心としてしごかれ、経験を積み、苦楽を共することで
ぱっとしない貧夫 池田大作が急成長。

そして、池田と戸田が出会いまもなく 戸田が2代目会長に就任。
戸田のずば抜けたカリスマ性で信者を獲得して、事業(金貸し、不動産、出版)にも成功

教団が大きくなっていくと同時に池田大作も大出世。
主な理由は

・教団内の大権力者家族と結婚
・振り当てられた事業に適性がありめちゃくちゃ稼いだ


小心がゆえ口がうまく、人の機微を読む力と教団内で味方をつくる政治力の高さ。そして何も持たないものであったがゆえの成りあがる野望。

著者に言わせれば
すぐれた"指導者"になるには大した知性、能力、独創力は必要なく
一番大事なのは


”図太さ、狂信的な信念”


何も持たない貧しい青年の池田大作が
創価学会内に居場所を見つけ、使命をあたえられ狂信者となることで力を発揮

厚顔無恥の鉄仮面、懐柔を得意とする豊臣秀吉タイプの池田大作
渇かぬ野心、政治力の高さ、そして運を味方につけ出世レースを勝ち抜く。

戸田の死後、池田32歳という若さにして3代目会長に就任



2池田大作体制の創価学会


2代目カリスマ戸田が亡き後
世間は教団は凋落すると予想したが、意外なことに創価学会は勢いを保った。

その理由は

・戸田がすでに基盤をつくり終えた
創造的な改革を必要とせずとも、団体をシステム的に管理、運営できた(そして、内政は池田が最も得意とする)

・日本の高度成長期
教団信者は高度成長期の恩恵を大いにあずかっただけだが
”創価学会に入信したからこれだけ豊かになれた”と功徳の高さを錯覚した信者。

・内部崩壊しなかった
教団大幹部達(元3代目候補や池田の先輩にあたる人物たち)はたとえ平凡な池田の会長就任に不満をもっていたとしても反旗をひるがえせなかった。
それの失敗によって失うものが大きすぎたし、
信者の増員、組織の拡充は幹部たちの分け前も大きくしていた。そしてその恩恵は彼らの不満を慰めるには十分大きかった(それでも池田の取り分に比べれば小さい)


そして池田大作は会長になるや否や
・息のかかった人物を重役に置き独裁制を強める
・役員職を大幅に増設
役職につかせることで使命感と充実感を味あわせ忠誠心を高める。
・機関誌の執筆場を高額提供することで文化人を懐柔
win-winの関係で著名人を味方につけることで創価学会批判を未然に阻止。
さらには購読者には著名な文化人が携わる権威ある教団と認識させて、創価学会アレルギーを解消させるという
一石二鳥の戦術で次々に機関誌を刊行して外部への影響も高める。


マキャベリズムの池田体制になり数年もすると
多少なりとも”迷える人を救う”という理念のあった創価学会は
野心家が自分の能力を実現するための企業へと体質を変えた。

そして、創価学会を手駒とした池田は財団、政界、各国首脳とも交友を持ち
”天皇に代わる時の最高権力者”と自らを規定した。

池田の権力の強大さは公称会員数750万世帯という圧倒的数
虚偽、改ざんで上塗りを重ねた 教団トップとしての”人物像”
それによって獲得した多数の狂信者。

池田から言われたことを”そうか、そうか”と聞いて動く団体だから”そうか学会”と揶揄されるほどであった。

ヤクザの世界でも”兄貴のためなら死ねる”という舎弟が3人いればトップになれるといわれるが、その比ではない。

そして、ヤクザと教団。構造は同じようなもの

マイノリティが故に結束が強く
ぎりぎりの線を渡るのをいとわない部下

命の重い国でこんなヤバイやつとは敵対したくないのが皆の本音だろう。
宗教を隠れ蓑にした最大規模のヤクザの大ボス的な立ち位置で
創価学会トップの池田は学会外部にも強大な権力をふるった。



3 噴出した池田大作批判


特別な規約も拘束力も無く入信障壁が低い創価学会。
同じく脱会も容易なため出入りが激しく
現状維持=衰退という式が成り立つが思いのほか信者が増えず焦る池田大作
そのたびになんとかしようと
2枚舌に2枚舌を重ねたが メッキが徐々に剥がれ落ちて
池田の権威が失墜。

そして替え玉投票、出版妨害、盗聴、脱税、偽装工作などの反社会的行為
女性関係などの私的非行
など次々と暴かれ

壮年51歳にして19年間続いた会長職を引きずりおろされる。

これが本書のざっくりした内容である。

発刊が40年ほど前の古い本なので
なじみの無い言葉、登場人物、宗教用語..などなど非常に読むのに骨が折れた。
そして、著者はアンチ池田で
ことあるごとに池田を 無能、小心、俗物、小物と卑下していて
事実にもとづいて書かれているのであるが、中立な視点を欠いているのが残念。
なにせ、本の〆の言葉が

現代は大物の役柄でさえ、つまらぬ管理的な小物にしかつとまらぬ時代なのかもしれない.....
この時代の貧しさと低俗性が生んだのっぺらぼうのヤマタノオロチだったと評するだろうか

と痛烈。
日本最大の新興宗教のトップである池田大作のすごさが少しもわからなかった。

しかし、久しぶりに夢中になって読める肉厚な本で大満足。
是非みなさんにも手を取ってほしい。

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