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クリアな音を求めるセントバーナードの貪欲さと根性

初めてのスタジオでの唄入れは、お風呂場のような反響音になったけど、今回はうまくいくのかな???

前回は機材の設置方法を教えてもらったり、段取りもわからないから2時間取ってみたけど、2回目のスタジオは1時間勝負。

1時間だけど、終了時間の5分前にスタジオを出なければならない規則。だから最初のマイク設定、パソコン設定、最後の片づけの時間と5分を除くと録音に使える時間は約40分。

スタジオに入る前に、パソコンなどはカバンからだして、スグに設定できるようにセントバーナードがスタンバイしてくれていました。前の人が終わって、よ~い、どん!って感じで各自の準備。せわしなく準備を済ませ、とっとと唄入れスタート!

今回は、マイクも2種類試すことにしました。元々使っていたダイナミックマイク(ゼンハイザー)とコンデンサマイクの2本をレンタルして比べてみます。

時間が短い上に、途中でマイクを変えたりしてバッタバッタの唄入れ。今回は、セントバーナードもちゃんとヘッドフォンを付けて音を確認しながら録音してくれました。やっぱり1時間はあっという間に終了!

唄入れした後、唄の音質チェックを3人でやることに。

まずは、ゼンハイザーのマイクで録音した唄を聴いてみると、「悪くはない。」というか前回のようなお風呂場で唄っている様なボワ~んとした感じは全くないです。

やっぱり、あまり雑音を拾わないダイナミックマイクが私には合うのか?

続いてコンデンサーマイクで録音した唄を聴いてみると、今回はクリア~!そして、ダイナミックマイクよりもクリアです。前回は何が原因だったのか?

前回は、私の声量が大きいから小さな部屋で唄うと反響してお風呂場になったのかと思っていました。でも、これは違ったようです。

なのでやっぱりレコーディングにはダイナミックマイクよりも、コンデンサマイクの方が向いていることがわかりました。

ここから先は、セントバーナードの編集作業です。

今回は2番の一部をハモリにして唄ってみたんです。というか最初は、ハモル予定なかったんですけどね。

あっ、今回の曲はデーモン閣下がカバーしている曲をカバーしてみました。

このお話は、別の記事で

一度、メロディーをデーモン閣下(今回のカバー曲はデーモン閣下がカバーしている歌)とは違うように唄ったんです。でも、バックの音と合わない感じだったので、メロディーをデーモン閣下と同じに戻して唄ったら、チロルが「最初のメロディーの方がイイ。」というので、ちょっとズレた感じのメロディーにして唄ってみました。

そこで、ふと思いついたんです!

せっかく2つのメロディーを録音したから、重ねたらハモルんじゃないかと思い、セントバーナードに2つの音源を重ねて入れて欲しいとお願いしてみました。 

以前、米米CLUBの浪漫飛行を唄ったときも、唄の終わりの部分と始まりの部分を重なるように2回唄って、上手く重ねてもらったので、今回もサクッとできると思いきや!

歌の途中から一部だけを重ねるのは少々ハードルが上がるそう。

でもスグにチャレンジしてくれて、聴かせてもらうと、面白い感じになってたのでこれでOK!

と思ったら、チロルは、更にハードルを上げてもう少し、「できるだけハモリのギリギリ手前の部分から2つの声を重ねて欲しい。」と注文。

チロルチェックはいつも厳しい(;'∀')

再度、唄の重なる部分のスタートを少し遅らせて編集。

これがまた上手く仕上げてくれたんですよ。

だけどそこに更にチロルからもう一つの注文が出ました。

「歌声がもう少し前に出るようにして欲しい。」というオーダー。

セントバーナードは、今回また新たに1つスイッチを見つけたからと言って、サクッとそれもこなしてくれましたよ。

どんどん、進化していくセントバーナード。

何かをやり始めて経験が増えると必ず進化していきます。

ここまで来れば、ほぼ完成です。あとは、セントバーナードが家でもう少し微調整をしてくれたら完成。

そして後日、完成した曲を聴かせてくれました。

1回目のお風呂場よりはクリアです。でも、何かもう少し音がこもっている感じが残るんです。それは、チロルも私も感じているけど、もうこれ以上はクリアに出来ないのだろうと思って「これでOK」ということになりました。

セントバーナードは既に8時間ほどかけて調整してくれてますからね。

ここまで来て思わぬ展開に!

でもセントバーナードが、何度も「音、どうやった?」と聞いてくれて、「もう一回録り直そうか。」と言ってきてくれたので、もう一度、スタジオで録り直すことになりました。

これだけ色々試して調整して、すごく時間と手間をかけて一度は完成させてみたけど、やはり気になるから、もう一度チャレンジしたいと思ってくれるセントバーナードの根性と気持ちにテンションが上がります。

三度目の正直なるか

3度目のスタジオ歌入れ前夜に、セントバーナードが「今まで、音の調整の仕方を1つ間違えていたことに気付いた。ごめん。」と教えてくれました。

謝ることはないんですけどね。

私は、「また1つ新しいことに気づけたなら、また進化できるからいいやん。」って答えると、「どこまでもポジティブやなあ。」とセントバーナード。そりゃあ、そうですよ。PP.Tomoの2つ目の「P」はポジティブですから。

何も知らないところから少しずつ進化していく過程がすごく良い経験だし、楽しいですよね。

それに、唄入れの前夜に気付けたこともラッキーです。これで音がもう一段階クリアになるでしょうからね。

そして、3度目のスタジオです。今回は何パターンか音の調整を試しながら録音することにしたので2時間取りました。

前回は1曲だけに集中して録り直したが、今回は2曲録音します。ヘッドホンは相変わらず、あまり自分の唄っている声は聞こえませんが、この条件でするしかないです。でも前回よりは、たま~にちゃんと聞こえるからちょっとマシです。

さあ、これでどうなったかお楽しみに! まだまだ進化は続く!

前回のお話しはコチラからどうぞ ↓






2020年53歳でミュージシャン活動を開始しました。もし、良かったら応援宜しくお願いします。