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哲学プラクティスに関わる人への9の質問 #17 河野哲也さん

1.肩書き・職業など

立教大学文学部 教授

2.現在の主な活動

大学での研究と教育、初等中等教育での指導、地域創成への参加、NPOでの実践

3.はじめて哲学プラクティスに出会った日はいつですか?

何を「哲学プラクティス」と呼ぶかによるけれども、ビジネス倫理に自分で哲学対話的な教育方法を導入したのと、それと同じ頃、北海道大学のCoStepの設立に前後して始まったサイエンスカフェに参加したとき。2002〜2003年くらいかな。

4.はじめて哲学プラクティスを実施したのはいつですか? 

3と同じ時期で、最初は、病院や看護関係の方たちで看護倫理・医療倫理的なテーマについて話し合ってもらい、その時に司会(ファシリテータ)をしました。よい効果が得られたと思います。

5.哲学プラクティスを、はじめてやろうと思ったのはなぜですか?

3の実践以前に、大学の講義などを通して、対話が、人の思考を深くして、そこで議論したことが定着しやすく、実践へ向かわせる効力があることが実証的に分かっていたので、それを自分の倫理教育や道徳教育の中に導入すると効果が上がると思ったから。実際、求めていたデータが得られました。

6.今まで哲学プラクティスを続けてきたのはなぜですか?

義務感。よりよい世の中にしたいと思う希望の一環。

7.活動の中で、一番大事にしていることはなんですか?

結果、効果、依頼者の要望に応えること。ある時には参加者の満足、ある時には教育効果、ある時には合意形成、ある時には市民意識の醸成などなど。

8.あなたにとって、哲学プラクティスとは?

仕事の一部。

9.影響を受けた活動、人物がいたら、教えてください。

哲学対話で一番大切なのは、コンテンツよりも、リズムと進行速度で、ある意味で夢の中のような感じを与えられると心を開いて話しやすくなると思っています。一番気にしているのは、緩くて快適な速度とそれに伴うムードで、ファシリテーションの前には、いつもドリームポップを聴くようにしています。シガー・ロスとか、ビーチハウスとか。最近は、Vaundyのテンポが、魔法の夢っぽくっていいですね。よく聞いています。あと、「踊り子」の小松菜奈

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※「哲学プラクティスに関わる人の9の質問」については以下をご覧ください。


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