見出し画像

哲学プラクティスに関わる人への9の質問 #20 尾崎絢子さん

1.肩書き・職業など

(1)はなこ哲学カフェ主宰
(2)学校法人野澤学園哲学対話専任講師
(3)NPOこども哲学おとな哲学アーダコーダ特別講師

2.現在の主な活動

子どもの支援者(主に子育て中の母親や保育士など)や幼児との哲学対話実践を軸にしています。現在は、複数のこども園(幼稚園型こども園・保育園型こども園・企業主導型保育園・子育て支援事業など)を運営する学園全体で哲学対話を導入・設計・実践・研究するお仕事が主な活動。そのほか、こども哲学教室講師や学校で外部講師など、ご依頼のあったものも関わらせていただいています。

3.はじめて哲学プラクティスに出会った日はいつですか?

2012年頃に、本屋でたまたまオスカー・ブルニフィエの絵本「こども哲学シリーズ」(朝日出版社)を手に取ったのがはじめての出会いだと思います。直感的に「私がやりたかったのはこれだ!」と思いました。

4.はじめて哲学プラクティスを実施したのはいつですか? 

2014年10月に、ママ友3人くらいに声をかけて近所の貸しスペースで哲学カフェをしました。

5.哲学プラクティスを、はじめてやろうと思ったのはなぜですか?

当時、第一子(幼児)の子育て中で、気軽に参加出来る哲学カフェがなかったから。子連れで参加出来て、かつ自分の街にあればいいなあと思っていたけど、なかったので自分で作ろうと思ったのがきっかけ。当初は(始めて数年は)ファシリテーターはやりたくなかったので、コーディネーターを主にやっていました。

6.今まで哲学プラクティスを続けてきたのはなぜですか?

楽しさも困難も含めて「わたし」の一部だから。
不安定で不確かな世界に身を置きつづけるための訓練として。

7.活動の中で、一番大事にしていることはなんですか?

日常に混じり合うこと。対話の「場」の持つ力もとても感じているけれど、そこだけに留まらず、それを日常にどう馴染ませていくか。その境界線を出来るだけぐちゃぐちゃにしたい。些細な日常の中に埋もれている1人1人の言葉にならない「問い」を共に背負うこと。そこの文化に馴染む哲学プラクティスであること。

8.あなたにとって、哲学プラクティスとは?

向き合わざるを得ないものでもあり、守ってくれるものでもある。
なんだかんだと、ずっとわたしをとらえて離さないのが哲学プラクティス。という感じです。

9.影響を受けた活動、人物がいたら、教えてください。

梶谷慎司先生、廣井泉さん、神戸和佳子さん、土屋陽介先生永井玲衣さん井尻貴子さん、他これまで関わってくださったたくさんの方たち。みなさんと重ねた対話が血となり肉となって私のマインドになっていると思います。ありがとうございます。


※「哲学プラクティスに関わる人の9の質問」については以下をご覧ください。


よろしければサポートお願いします。いただいたサポートは、哲学プラクティショナーへのインタビュー記事の制作費に充てさせていただきます。