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バターおじさん*ジャムコさん

 出鱈目なこんにちわはほぼさようならだと書かれた立て看板から目を逸らし、季節外れの髭剃りをからかい、ボーガンで一発。ビッテンジュールに似せた料理を全て平らげる頃に歌うのは臭いを高める廃人の額であり、無人の鎧を着たダークログインが何番目かのイタチに謝る足型の暴走族と夢を見る。
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 ペットコースターで絶叫するポチにビルがまだ残ってるんだぞと目を見て伝えるカーエッチ。
 時代にそぐわぬ一方通行を肴に飲む血はなんだか空血の味がして、生き急ぐほどに轢かれる瞬間ブルを撃ち抜く不快な雑音。「逆に聞くけど」ってフランス語でなんて言うの?と平凡な疑問を持ち、アスファルトの抵抗をひしひしと感じる。壁にある耳にAirPodsを突っ込み、無双する春、絶叫で潰すもよしと落ち武者の余白に線路を描いた。
 自画自賛するアパートの一階チンコーポとどちらにしても殴られる名称に花を咲かせた冬ミミズが鳴く。ドローンで撮影した胃の中に浮かぶはあの日の藤ハルマだ。パチポチと弾けるポプコを口でキャッチした楽園で9時に打ちあげる鯨と2時に泣き終える子供を等価交換の鞭で痛めつける。
 本当のキムタクをマスターボールで捕まえんことを。

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