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「ふつうの子」なんて、どこにもいない 【@毎日1冊「教育」本チャレンジ11日目】
11日目です!!
本日は大阪市大空小学校校長の「木村泰子さん」の本を読みました!!
以前、大空小学校が舞台になった「みんなの学校」という映画も見させていただいたので参考までに!!
【忙しいあなたに】Yuki's Summary📚
そもそも「ふつう」ってなんでしょう?
この問いかけから本書は始まる。「ふつう」の裏には「ふつうでない子」が存在するということで、木村先生は「ふつう」という言葉に苦しまられてきた子をたくさん見てきたと話す。
学校に目を向けてもこの言葉の弊害がはびこる。たとえば、最近言われている「インクルーシブ教育」だが、大空小学校には他の学校で受け入れてくれなかった子、つまりふつうでないというレッテルを貼られた子が集まる。子どもたちは、そういった環境の中で彼らを排除するのではなく、一緒に学習を進める方法を模索する。学校の教職員も一緒で、子ども全員の学習権を保証することを目的に子どもと共に学んで行く。そんな大空小学校のルールは一つで「自分がされて嫌なことは人にしない」だ。
しかしながら、大空小学校では多くの問題が発生する。また、ベテランの先生も自分のいうことを聞かない子どもに頭を悩ませる方も多いという。そんな中で、木村先生は地域として学校を支えることをモットーとし、大学生ボランティアの名札は200を超えるという。校長である木村先生もこうした問題に協力し、校長室には自分を抑えることができなくなった子が入ってきては木村先生に暴言を吐いて行くこともあるらしい。だが、一貫して子どもを見捨てない。見捨てられた先にどんな人生が待っているかわかるからだ。
学校は牢獄??
これは、木村先生が小学生に言われたエピソードだ。
前の学校は「牢屋・刑務所・監獄」だという。その理由は3点で
一つ 教室から勝手に出れない
二つ 教室の中では動くのを禁じられている
三つ 教室の中では勝手に話せない
先生としてはそんなことを思ってやっていないが、子どもの目にはそう映ることがある。そんなことを感じた。
また、こうして考えると、
上の3点が、いかに理不尽なルールであったかを認識する。
大空小学校では動き回ったり、話したりする子はいるが、子どもたちはそんな友達とどう学んで行くかを模索するという。
「障がい」というなのレッテル
「障がい」また、名前がつくと病気のように思われる。
「病気」は治すもの。
そのため、「障がい」に対しての治療が始まってしまう。
木村先生は専門家ではないことを前提にお話しされるが、どんな本を読んでも「障がい」をどう治すかしか書かれていないという。
しかし、それは子どもの「個性」であり、短所に目を向けるだけでなく、長所を伸ばしてあげることが大切なのではないかと述べる。
「ふつう」の子なんていないのだ。
読んで見ての感想
本書を読んで見て、すごく心に残っているエピソードが卒業生の話である。
卒業後、中学に進み様々な小学校出身の友達と学ぶようになる。
その中で、「障がい」を持つとみなされた子と学ぶ際には多くがその子を排除しようとするという。
そこで、大空小学校の子は排除しようとしている友達の将来を心配しだしたという。
大空小学校で学んだことが、こういう結果として現れているのはすごいなと感じた。
11日目無事終わりました!!!
最後までお読みいただきありがとうございます!!👶
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