自分をフォローしてくださった受験生へ

 こんにちは。改めましてポジハメと申します。今年に入ってからフォロワーも増えている事と、きつい事を言ってしまうと質問箱の質が昨年に比べて大幅に低下している件を鑑み、自分がどういう人間で、どのようなレベルの人を主眼に置いて話しているのかと言うのをもう一度ここで明確にしておく必要があると考え、この記事を書くことにしました。

自分の経歴と過去の成績について

 自分は生まれも育ちも首都圏で、小学校は普通の地元の公立、中学受験を経て日能研偏差値で56程度の中高一貫校に入学し、卒業後、一年間慶應義塾大学理工学部での仮面浪人を経て東京大学理科一類に入学し今に至ります。
 中学受験の頃は日能研偏差値でおよそ58あたりをうろついており、最高でも62くらいでした。記憶がそこまで正確では無いのでもしかするとずれがあるかもしれませんが、科目別で言うと、国語が50前後で算数は65から良い時だと70近くと言う感じでした。理科は確か偏差値60~65程度、社会は60あたりをうろついていたと記憶しています。
 大学受験時は東大模試の成績で言えば高校3年生の時はC~D判定がやっとで、せいぜい440満点中150点程度が限界でしたし、東大本試でも204/440でした。特に主要科目の英語と数学があまり良くなく、どちらも40~50点がやっとと言う有様でしたね。理科と国語は比較的まともでしたが。物理だけは現役の時から比較的得意で、過去問やっていても30点は安定して取れていました。化学は最終的には現役時の本試で35点取れましたが、それまでは苦しみ続けて東大模試でも過去問でも初見だと20点台がやっとと言う感じでしたね。国語はまあどれをやっても40点くらいって感じでしたね。浪人してからは英数両方とも克服したのですが、その具体的な話についてはここでは割愛します。
 以上の内容に補足もつけてまとめ直します。中学受験の時の成績からもわかる通り、元々は理系科目大好きで得意人間です。国語は本当に破壊的でした。中学高校に入ってからもこれ自体は変わっていないのですが、東大となると、自分程度の受験数学力では全くアドバンテージにはならなくなってしまいました。国語は科目の特性上差が付きにくく、更に大学受験になったことで古典が加わったこともあり、そして最終的には林先生の講義で苦手が克服できた事で、東大入試の中では比較的得意科目になってしまったんですよね笑。理科は中学受験の時から安定してずっと得意科目でした。化学はやや苦しんだ時期があるのですが。英語は文法・語法をやっている中学生の間は大得意だったのですが、高校になって長文が本格化してくると少し苦手になってきました。が、一応これも英文解釈の勉強と、林先生の講義等で国語的な読み方を身につけたことで一旦解消しました。詳しくは割愛します。ところが東大英語には全然対応できず、高3の間はずっと東大英語が苦手と言う状態が続きます。これは浪人中に太先生と出会う事で解消されました。こちらも数学の苦手を解消した話と一緒にまた別の機会に話します。ざっくりと言ってしまえば、英語も数学も理科も得意とは思っていたが東大型の試験形式及び難易度に対応できず苦労しまくり、何故か国語が比較的得意科目になってしまったという感じです。全体の成績的にはもう少しの所で東大に届かないと言ったところでしょうか。

どういう人が対象となるか

 このような経緯もありますから、やはり東大に受かるだけの最低限の素質と土台学力はありそうだが、どうしても東大型に対応しきれない、実力があと一歩足りないという人や、そういった東大に受かるには素質や環境的にはかなりギリギリの状況にいるが何とか東大に合格したい中高一貫中学生、高校1,2年生が主な対象と言いますか、自分の話が刺さるであろう層になります。勿論そう言う人が東大を目指すにあたって基礎の段階でやっておけば良かったと思う事、やっておいて欲しい事を話すこともありますから、それが参考になるのであれば東大志望以外の人も別に自分の話を聞いてくれて大丈夫ですが、自分の感覚とかなりズレが出ている可能性は頭に置いておいてください。正直言ってしまうと、MARCH志望の人や旧帝下位大学志望の人が苦しむ部分は自分はわかりません。勿論話してもらえればそれに対する解決策を提示する事は出来ますが、それもやはり感覚のズレにより現実的ではない可能性もあります。

情報を得るという事について

 まあこれを言っては元も子もないのですが、情報を得たからと言ってそれが自分に合っているとは限りません。自分の勧めた参考書をやってみて、解説の質やレベルが自分に合わないと感じたら一旦他のものを試してみる柔軟性は持ってください。出来ない出来ないとぐずぐず言ってるようではダメです。それと自分の方針なのですが、自分が良いと思ったら人による意見の違いは仕方ないものとしてまず良いと言います。ただやはりそれは評価が人によって分かれる可能性もあります。良いと思ったらきちんとその根拠も話すようにしているので、そっちもきちんと見て、自分で本屋に行って、どのような点において共感でき、逆にどのような点において異なる印象を受けたのか等を踏まえた上で、総合的に自分の思想と求める物とが一致するのかを判断する癖はつけてください。

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