1年ぶりに大好きなセフレから連絡がきた
”ひさしぶり 元気?”
ピロンとなったライン。誰が新年のあいさつを送ってきたのかとiPhoneを裏返す。
あ・・・彼だ
1年以上ぶりに見るラインの名前。もう終わったんだと思っていたのに。
好きな彼から来た突然の連絡に嬉しさと悲しさが同時にこみ上げる。
”元気だよ 急にどうしたの?”
「…ちょっと会いたくなっただけ」
ずるい
ずるいよ。
最後に連絡をとりあったのは去年の2月。私が大阪に引っ越す前だ。彼には引っ越す前に会いたいなってラインを送ったっきり既読無視でその後一切連絡がなかった。
ああ わたしはもう会わなくていい存在になっちゃったのかな
わたしは彼に依存しないように、そして好きにならないようにがんばった。
彼は優しくて愛のあるコミュニケーションをしてくれて、ちょっといじわるでもっともっと知りたかった。
でも好きになってしまえばこの関係は崩れてしまい会えなくなってしまうことのほうが嫌だからコントロールした。
彼に会うのは月に1回
わたしの彼氏の条件は①依存しないこと②目標に向かってがんばっていること③一緒にいることでお互いのwinwinな人生になること
セフレから好きになってしまうなんで、わたしが逆の立場だったら大迷惑なんだ。依存されるのも迷惑。だからわたしは依存しないように別の男で埋め合わせをした。
だから
だから
悲しかった
彼から連絡がきたときに、悲しさがこみ上げてきたのは君を好きにならないようにがんばって雑魚のような男たちで埋め合わせをしていた自分が情けなく大切な時間や想いを裏切った気がしたから。
ここから先は
602字
¥ 500
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?