三人兄弟の父が3人目でわかった一番伝えたいこと
子育てって大変じゃないですか? 私のところは男三人で長男はまだ小学生ですが、いやもう、ものすごく大変です。でも、3人を育てていて「今愛でられるうちに全力で愛でておこう」と思えるようになりました。
長男が産まれた時のことってまだ覚えているんですよ。当たり前じゃないかと思うかもしれませんが、それは親だからなんですよ。本人はもちろん笑、長男は、次男や三男が産まれたときのことを聞いてもそんなに覚えていません。
うちの長男は、出産にすごく時間がかかって、20時間以上かかりました。こっちが意識朦朧とし、間違えて助産師さんを扇ぎ始めてしまい、妻に怒られたのを覚えています。なんとか産まれてきて「あー」と泣いてくれて、すごくほっとしました。初めて笑ったとき、手を掴んでくれたとき、言葉を発した時、立った時、全部覚えてますね、、、そして今は「ゲームの前に宿題やれよ!」と叱っているわけです笑。
いやほんとなんかあっという間なんですよ。わけわからん早さでここまできてます。これ多分反抗期とかもすぐ来て、なんやかんやしてたら独立して、もしかしたら結婚とか言い出すパターンじゃないか、、、。
そう気が付いた日、長男が年長さんになったとき「抱っこして」と言われたことを思い出したんですよ。当時は「いやもうこの年で抱っことか男としてダメだろう」と思って断ってしまったんですね。今抱っことか無理ですわ、腰砕けますし、本人もさすがにないでしょう笑。
で、あの時抱っこしてやればよかったな、って思うんですよ。一生、抱っこして、っていう子どもいるわけないっすから。これほんと、頭で考えればすぐわかるのに、なぜか「甘やかしてはいけない」「世間の目がある」とか思ってしまうんですよね。あほでした。
この日から、三男については「今の時期はこうすべき」「この場面ではこうあるべき」などと考えるのは一切やめました。ひたすら、自分の思うままに可愛がっています。家に帰ったら、もう1秒も仕事のことなんか考えません。何なら上二人や妻のことも、、、というのは冗談ですが、やれることは全てやります。そうやってめちゃくちゃ可愛がっていたら、かなりのパパっ子になっています笑。
ただこれは、なんでも買ってあげるしてあげるってわけではないです。
例えば、ただ「ダメっ」って叫ぶのではなく「ダメなことをさせた環境にしたのが良くなかったな」と考えて、優しくその場から離して、別の遊びをしたりして気をそらします。
ほかにも、食事では(もちろん一人で準備から片付けまでやる場合は難しいこともありますが)自分を後回しにして、子どもが食べるときは横に座るようにしたら、食べこぼしなどはかなり少なくできます。何より食べてる姿が可愛い、、、子どもも、安心しているのか目立った行動を取らなくなりますね。目を離しているときに限って思い切りお皿をひっくり返します笑。
最大限の愛情を注ごうと思うと、自然と「自分都合の躾」と「相手の為の躾」の線引きが見えてくるのかもしれません。1人目のときは自分が「自分都合の躾」をしていたな、とよく思うようになりました。自分都合のときは"こうすべき"に囚われ、それに合わせて子どもを動かそうとするので当然子どもは動かなくてストレスでした。
子育て一般の解なのかわかりませんが、今は「とにかく可能なかぎり最大限の愛情を注ぎこむ」ことによって、逆に自分にも余裕が持てるようになりましたし、子どもにも好かれるようになりました。
100組の家族がいれば100組の事情があると思うのですが、もし子育てがこれからだとか、ちょっと今悩んでいるという方がいたら、全力で愛情を注いでみてください。何か違った視点が得られるかもしれませんよ。何かご参考になれば幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?