生きるぼくらの感想

とうとう7月になりました 忙しい月です🌊
いつになったら落ち着くのでしょうか!更新頻度も下がりました
梅雨は終わったのか?

最近は通学中に原田マハ「生きるぼくら」を読んでいました
母が購入したにも関わらず、読まずにリビングのテーブルに置いてあったからです。読み終わったので感想を書こうと思います

私は本や映画の展開を読むのが下手なので、どんな本や映画でも楽しめます なぜなら、「先が読めちゃって感動できなかった」ということがないから
特に今回は、どうやって終わるんだろう…と思いながら先を予想していたのにも関わらず、裏切られた感じでした!!

ひきこもりだった「人生」が
「米づくり」を通して
つぼみやマーサさん、志乃さん、田端さん、純平と出会って、
ヒトとして成長し、そして社会に溶け込んでいく様

米作りといっても、マーサさんの米作りは普通の米作りではなくて
1から手作業の米作りで、すごく手がかかるそうです


「華やかな都会で、立派な会社で、名刺を持って働くのがいいとか、自分の好きなことを仕事にしたいとか、若い人たちはそんなふうに考えているのから。」・・・
「稲作って、ほんとうにすごい仕事よ。」・・・
「お米の一生は、なんだか人の一生に似ているのよ。」

途中から参戦した純平が最初は投げ出してしまうものの、
蓼科に戻ってきて、人生やつぼみと一緒に米作りをする描写は、
まさにこの都会の就職活動の息が詰まるような毎日に、
回り道をしても大丈夫、焦らなくても大丈夫、と心にささやいてくれました

小学生の頃、米作りを体験しましたが、それ以降は稲作に接する場面はありませんでした

私がお米が大好きなので、今後田植えとか稲刈りの体験する機会があったらぜひ行ってみたい!やってみたい!と思っています

この物語を読んでいて一番思ったのは
「蓼科行ってみたい!!」です どんなところなんだろう…GOOGLEマップにピン止めしましたが、車じゃないと厳しそうです

そして一番衝撃だったのは、マーサさんの認知症の症状が
一気にひどくなった時
周りにどうにか迷惑をかけまいとした行動、です
(詳しくは書きません)

認知症は、
周りの人々視点で
「覚えていないこと」への切なさやいたたまれなさを描写することが多いように思えますが
当本人も自覚しながら症状と向き合う、その気持ちを想像するのを忘れないようにしたいと思いました

次は何を読もうかな、もっとスピード感を持って読みたいと思います😒

ではまた。

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