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ソロウェディングしてきました

タイトル通りです。
私はいわゆる夢思考のあるオタクなので、気持ちは「推しと結婚」のつもりで挙げてきました。が、「推しと結婚するテイでソロフォトを撮ってください」と頼むほどの度胸はなく、気持ちは推しの模造刀との結婚だけど、あくまで「私物の模造刀を使ってソロウエディングの撮影をしたい」ということでお願いしました。
結論から言うと不満ばかりが残って、もう吐き出さないと辛くて、そしてこれからフォトウェディングを考えている方の少しでも参考になれば、と思ってここに書き残しておきます。
※お願いしたスタジオは伏せます

【不満だったところ】


①衣装の追加料金

申込時は衣装の追加料金がほとんどかからなかったのに、約一か月後いざ撮影が近付いてきたらいつの間にか多くの衣装に追加料金がかかるようになっていた。
希望していた衣装には追加料金はかからないものでしたが、選択肢が狭まったのは事実ですし、何の事前・事後報告もなく値上げってひどくない?
そもそも該当スタジオを選んだ理由の一つに『衣装の追加料金がかからない』というのもあったので、この変更はちょっとガックリでした。

②試着がない

当日、衣装(色打掛)の候補が二つあって悩んでいる旨を伝えても、別に試着させてくれるでもなくただ畳んだ状態で並べただけ。
試着といっても襟だけ当てる程度で良かったんですよね。それで色味が浮くとかだいたい分かるじゃないですか。それすらしてくれなかった。しかも畳んである状態だと色打掛の売りである柄が確認出来ない。そりゃあサイトで確認は出来るけど、画面上で見るのと実際目で見るのとでは違うだろ……
しかも、何のアドバイスもない。普通「こちらのお色が人気で~」とか、そういうトークが入るものじゃないの? 高望みし過ぎ?
仕方ないので第一希望の方にしましたけど、もう一方と比較検討した上で決めたかったよね。私が「合わせてみたいんですけど」って言えば良かったのかなあ。

③当日衣装がない

和装だけではなく洋装もあるプランだったので、色打掛に続きウェディングドレスを決める流れになったところ、希望していたドレスがクリーニング中でなかった。サイトにはその旨記載なし。まあこれは……仕方ないかなって……でもクリーニングだって1,2週間はかかるんだからちゃんとサイト更新してよ!とは思った。

④サイズがない

上記第一希望がクリーニング中だから第二希望を出してもらったら、きつくて入らない。自分の服のサイズくらい把握していますので、事前にサイトを確認して自分のサイズがあるドレスを選んだんですね。それでこれよ。他のサイズはスタジオにはなくて、だったらサイトを更新してよと思いました。
ですので第三希望のものを着ましたけど、仕方なく第三希望!という思いがぬぐえません。③と④は私のわがままではなくて向こう側の落ち度じゃない?

⑤模造刀の扱い

私が持ち込んだのは『太刀』の模造刀です。それは事前の問い合わせできちんと伝えています。打刀や短刀と違って長いしでかいですからね。大きさ制限もあるかと思って事前に伝えました。
ら、縦置きの際に柄を上にしやがった。私も専門家ではないのでググった程度の知識ですけど、太刀は「柄が下」が(恐らく)正解なんですね。ちゃんと言ったんですよ私も。「持つ方が下です」って。そしたら「いや、上でいいんだよ」って返されてしまい……。そうすると私の知識が違うのかな?って不安になるじゃん。それで引き下がってしまったのですが、あとで写真を見返すたびに「何であの時強く言わなかったんだろう……」って後悔が残りました。
でもさあ、普通持ち主がこうしてって言っているのに、それを否定する?
あとフォトグラファーさんの、模造刀の扱いが雑で、なんか……私の大事な刀なんですけど……素手で触るし……お客様の持ち物なんだから、ふつう手袋とかしないんですかね……? もしくはせめて触るときに「失礼します」など一声かけるとか……ないんだ……フーーーーン……

⑥表情が硬い

写真あるあるですよね。自分では笑っているつもりでも緊張もあって笑顔が硬い。それも数枚ならまだしも、全部それ。口角はキュッて力が入って下がっているし、目も笑っていない。全然楽しそうじゃない。推しとの結婚式ですけど!?
笑顔に関しては私もちゃんと笑えなかったことは反省しています。
でもさ、改まった場で写真を撮るなんて、だいたいの人は緊張するじゃないですか。それをうまく盛り上げて声をかけて雰囲気を和らげるのもフォトグラファーの手腕ではないのでしょうか。
撮影中、ほぼ声かけはありませんでした。ポーズや手の位置、視線の指定などはありましたが、「もっと笑ってー!」とか「綺麗ー!」とか、思わずクスッてなってしまうような声かけはほとんどありませんでした。

⑦刀が見切れている

もう本当にこれが一番辛い。
私は、模造刀との結婚のつもりで臨みました。それは心の内だとしても、「模造刀を使った撮影をしたい」旨は伝えています。
だというのに、写真を見たら刀が切れているんですよ。おおおおおおおいそこは刀の全身をちゃんと撮ってよ!!!!!!!
こればかりは写真を見ないと分からないので、知ったのはすべて終わった後です。本当に辛い。むしろ刀をメインにしてほしいくらいだったのに。

⑧ポーズがありきたり……?

特にポーズ指定が浮かばなかったのでお任せしたのですが、サイトに掲載している写真と構図が一緒なんですよね。正面ばっかりだし。
あと畏まってポージングした写真ばかりで、気を抜いて雑談しているところとか、そういうのはなかった。気を抜いている時のほうが素の顔になると思うんだけどなあ……

⑨文句メールの返事はテンプレ

写真のデータが届いて見直して、上記の不満が一気に爆発して、それでも落ち着いてとにかく「笑顔が硬い写真ばかりで心残り、こちらは写真の確認が出来ないのだから、せめて当日その場でもっと笑って、などの声かけは出来なかったのか」という一点のみに絞ってメールを送りました。
が、返ってきたのは「お客様のご指摘を今後に活かす」という、もう判を押したようなテンプレ。
いやそれ以上やりようもないんだろうけども……

ほんの少しだけ、「撮り直ししましょうか?」って言葉を期待しないわけではなかったです。私は推しとの結婚を隠して申し込んだから「記念撮影」程度の認識だったかもしれませんけどさあ、他の方なら一生に一度かもしれない大切な思い出ですよ? それに対して不満があった、とメールしてもこの対応ってどういうことよ?って思わなくもないです。
いや私だってさあ、限界夢女オタクですけどさあ、推しとの結婚!ってウッキウキで模造刀抱えてスタジオに向かったわけですよ……その希望を砕かれてさあ……
表情が硬い、ポーズがありきたりなのは指定できなかった私の下調べ不足だ。それはもう仕方がない。けれど、当日衣装がないのはダメだろう……そしてそれを事前にサイトなどに掲載していないのはもっとダメだろう……

【反省を活かして】


これからウェディングフォトを撮られる方が万が一この記事を見た時のためにアドバイスを残しておきます。別にソロではなくても参考になると思う。

①事前にサイトの写真を見て、お客様の笑顔が硬くないか何枚も見比べてほしい
笑顔のうまい人もいるので、過去ログもチェックして何組も何枚も見てほしい。一人でも「ん?この人笑顔が強張っているな?」と思う人がいたら、恐らくちゃんと盛り上げられていないということだ。
同様にポージングや構図も見てほしい。似たような構図ばかりということは、それだけ引き出しが狭いということだ。

②打ち合せ時点で少しでも「ん?」と思ったらキャンセルしてほしい
もうね、私はコレに尽きる。報告もなく衣装に追加料金がかかるように変えられた時点でキャンセルしておけば、不満の残る撮影にならなかったかもしれない。「ん?」って思うあなたの直感は正しいよ。

③似合うメイクや髪型を事前に調べておけ
私は髪型がちょっと似合わないな?って思った。当日はテンションも上がっているから気付きにくい。後日写真を見て違和感に気付いた。
アップにするなら上でまとめるのか下でまとめるのか、も決めておいた方が良いと思います。だいぶ印象が変わります。

④ポーズは決めておけ
やりたいポーズは事前にひねり出しておいた方がいいと思います。私は、終わった後に「あっこういうポーズがしたかった!」というのを思い付いてしまったので後の祭りです。
推しとの結婚を意識しているオタクであれば、「後でアクスタにして推しのアクスタと並べる」可能性を考慮して、似たポーズを提案することもお忘れなく。その気はなくても後でやりたくなることもあるので。私は忘れたから後悔している……

⑤笑顔の練習
これは、本当に……事前に鏡の前でうまく笑えていても当日は思った以上に笑えない。だからこそカメラマンが引き出してくれるものなんでしょうけどねえ。私は写真を撮られながら推しの姿を思い浮かべてもなお笑えなかったので、本当に普段からの練習が大事だなあと思いました。自撮りでもいいと思います。

以上です。
言いたいことを言えなかったり事前に笑顔の練習をサボっていたり、と自分が悪いところも勿論あるのですが、先方にも多少悪い点はあると思うんだよね。そういう不満をぶちまけました。どなたかの参考になれば幸いです。

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