養子縁組への道 2♡はじめての児童相談所♡

2022年の春、児童相談所に問い合わせの電話を掛けました。

「あの、市内に居住しているものなのですが、里親になりたくてお電話をしました」
我ながら、もっと違う問い合わせの仕方が、頭が良さそうに聞こえる言い回しがほかになかったのかと。

電話口の方に里親推進担当の方につないでもらい、
里親登録までの流れについて教えてもらいました。
完了しているものについては、それぞれ所感も。
※以下はわたしの住んでいる地区でのことですので、ほかの地区は内容がきっと違うと思います。

①初回面談
児相に行くのは初めてだったので、緊張しました。
受付で名前を伝えると優しそうな職員さん(2名)が面談室まで案内してくださり、和やかな雰囲気で面談が始まりました。
大きな鏡やベビーベット、幼児がお座りして遊べるようなクッションマットのスペース、絵本、おもちゃ、壁面飾り等、とても可愛い部屋でした。
職員さんに里親制度についてや、里親になるにあたって望ましい条件などを教えてもらいました。里親になりたい理由、夫婦の生育環境、実子の有無、家族が賛成しているか否か、どんな家族になりたいか等を聞かれました。

面談の途中で気づいたのですが、天井と壁に小さな監視カメラがあり、鏡だと思っていたものはマジックミラーでした。窓も作り付けのストッパーが付けられ、恐らく10cm程度しかあかないと思います。
わたし達夫婦のような訪問者だけでなく、問題を抱えた子どもや親も来ることがある施設なのだと、実感しました。

②基礎研修
里親制度についての詳細や各種児童養護施設、関連した法律について学びました。本来であれば休日に児相で講習形式で行われるようですが、コロナ禍のためWEB講習でした。

③面談
基礎研修で学んだ内容の振り返りや感想、質問などを職員さんと話しました。初回面談の時の職員さん(2名)と、その上長っぽい方。
初回面談よりも緊張感がありました。
委託をされる子どもが新生児や乳幼児の場合、委託の打診から委託の開始までがとても速いこと、
委託をされる子どもが何歳であっても、基本的には夫婦どちらか一方は育児に専念できることが望ましい(共働きは難しい)等、
里親登録後の流れや、養育環境環境の整備について説明がありました。

④登録前研修
90分×3コマの講習を2日間、児相で受講しました。
内容は以下の通りです。
1日目→里親制度・里親養育論、養護原理、児童福祉、子どもの発達、
2日目→子どもの身体と事故防止・小児保健・小児医学、子どもの権利擁護と虐待防止、里親会活動、先輩里親さんの体験談

全国里親会が作成した研修テキストと、要点をスライドにまとめて解説してくれたので、とても分かりやすかったです。
先輩里親さんの体験談は、正直2日目の最後だったのもあり疲れていて、
最初は夫婦ともに「委託されていいなー」くらいに聞いてた(と思う)のですが、日々の生活の中での出来事、学校での出来事、子どもを育ててなければわからなかったこと等、すごく熱心にお話をしていただき、最後は目がウルウルしてました。

大学を卒業してはや7年。クッションがぺしゃんこになったカチカチ座面のパイプ椅子は、アラサーのお尻にはきつかったです。
そして寒い。コロナ渦のため常時換気、節電のため暖房のパワーはそよ風。
心なしか、2日目は水分をペットボトルではなく、保温のできる水筒やタンブラーで持参している人が多かったです。


⑤面談
登録前研修の振り返りと、養育実習の日程調整等を行いました。

⑥養育実習(未)
児童養護施設にて、8時間の研修を2日間行われます。

⑦家庭訪問調査、面談(未)
家の中のかなり細かいところまで見られるそうです。
我が家は犬を飼っているのですが、調査のお邪魔になってはいけないかしらと、その日はどこかに預けておいた方がいいか尋ねると、
「わんちゃんも大切なご家族なので、ぜひご一緒に♡」と言っていただきました。嬉しくもあり、いい子にしてられるかどうか不安でもあり。(笑)
また家の中を見た後、夫婦についての生育環境や被虐待の有無、親族について等、よりつっこんだところまで聞かれるとのこと。
虐待は連鎖すると言いますし、実際ほんとその通りだと思うので、こうして里親希望者をきっちりと調査するのは大切ですよね。

⑦まで終わったら、地区の児童福祉審議会の里親認定部会で審議をされ、最終的に都道府県知事が里親認定をします。
ここで晴れて、里親登録となります。長い道のり.…!!
認定後も2年ごとに登録更新の手続きと、5年ごとに更新研修があります。
道のりは続く.…!!

人の親になるんだもん、これくらい大変じゃないといけないですよね。

がんばるぞ~~

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