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【#就活について語りたい】〜採用する側になって思うこと〜

就活について語る前に…まずは僕自身の就活について振り返ってみます。

もしお時間のある方は、しばらくお付き合いください🖐️

1997年4月、岡山県の吉備国際大学社会福祉学科に入学。

就職について考え始めたのは、4年生になる前の春休みでした。

僕が取得している社会福祉士は、大学4年間の中で「相談援助実習」という福祉の現場で学ぶ期間があります。

友人たちは特別養護老人ホームや障害者施設を選ぶ中、僕が希望したのは「社会福祉協議会」でした。

まだ福祉職場や仕事について深く知っている訳ではなく、「介護ではなく、相談援助の仕事をするんだ!」と思っていた当時の僕にとって、行政の福祉課や社会福祉協議会は憧れの職場でした。

地域住民から寄せられる生活福祉資金の貸付相談や、ボランティア活動をしたいという相談の対応。ボランティア養成の講座や中途障害者向けの機能訓練教室の主催などなど。

4週間という短い実習期間で職員さんにくっついて学びました。

けれど、なんか思ってたのと違う…。

基本的には、相談に来る人や講座に参加した人に対応する。

地域住民に対して、こちらから何かしないのか!? という生意気な疑問がフツフツ…。

※今なら、教室や講座は突発的に行うのではなく、年間スケジュールを決めて開催されていたことがわかります。

そこで、今度は4年生の夏休み1ヶ月を利用して、病院併設の老人保健施設でボランティアをしました。

デイケアと入所部門で2週間ずつ。

いろんな利用者さんやご家族と関わらせていただきました。

日差しが厳しく、「自宅の中で待っていてください」と何度伝えても、玄関先で送迎車を待つ利用者さん。「私が家の中におったら、家族のジャマになるけぇ」と言われました。

週1回利用される男性利用者さんは、昼食後の入れ歯汚れがひどかったんです。まるで、一週間分の汚れを落としているかのような…。教科書でしか知らなかった「ネグレクト」の一端を見たような気がしました。

ある認知症の高齢者は、僕を孫だと思い込んでいました。テーブルを拭く僕を見ては、「あんたはそんなことせんでええけぇ、ここに座っとりんさい」と言われ、職員さんに伝えると…。「隣で話をしとってもいいよ」と言われ、そのまましばらく昔話を繰り返し繰り返し教えてもらったこと。これも教科書でしか知らなかった「認知症」(※当時は痴呆)の症状がわかりました。

ボランティアが終盤になる頃には、「介護業務と相談援助はまったく違うもの」と考えていたことが、少しずつ変わり始めていました。

ボランティアが終わり、その施設に応募しました。

職種は「介護職員」でした。

約1ヶ月のボランティアを通して、「一番身近な介護職員として、利用者さんの思いや悩みなどを聴きたい」という考えに変わっていました。

無事に採用していただきましたが、「社会福祉士」に合格したことで、僕が希望した介護業務ではなく相談員に配置されるという展開になり…。

その後、介護支援専門員を取得し転職。

居宅介護支援事業所から地域包括支援センターに異動になり、現在の特別養護老人ホームに至ります。

新卒で就職して約20年を経て、今は職員採用に関わる立場になりました。

さて、前置きがたいへん長くなりましたが、ここからは今から就職活動をされる方々に少しでも役に立てばと思うことを書きます。

※あくまでも福祉介護業界を想定しています

①自分の興味・関心を狭めすぎないでほしい

僕自身が最初はまったく考えていなかった介護職員として働いたように、何が楽しいと感じたり、働きがいを感じるのかは、やってみたいとわからないことがあります。

でも、思い切って飛び込んだはいいけど、やっぱり思っていたのと違う…

就職後にそう感じないように、ぜひボランティアや実習、インターンを利用して実際の職場に飛び込んでみましょう👍

ちなみに、うちの職場ではアルバイトも勧めています。1ヶ月もすれば、指導体制や職員同士の人間関係もある程度わかるのではないかと思います😉

②3年間は続けてみましょう

新卒で採用され、約2年間同じ部署で働けば、ある程度のことは自分でできるようになり、任される仕事も増えてきます。だいたいその頃には、他の施設に就職した友人たちがまぶしく見えます。

「もうここで学ぶことはないかな」なんて考えが浮かんでは消え…を繰り返す時期かもしれません。

①とも少し重なりますが、3年目くらいになると新人指導の役割が与えられることがあります。自分ではわかっていることをあえて言語化して、後輩や新人に伝える必要に迫られます。

「自分ってこんな考えだったんだ…」

という新たな発見があるかもしれません😉

③やはり大事なのは人間性です

僕が採用担当者として、就職希望の方々にほぼ聞く項目があります。

「〇〇さんが利用者さんを入浴に誘導しても、まったく動いてくれません。その時あなたはどうしますか?」という質問です。

僕が欲しい回答は、「なぜ風呂に入りたくないのか一緒に考えます」という内容。これを言われれば、ほぼ即採用です👍

反対に、採用に迷ってしまう回答は、ごまかしたり、騙したりして連れて行くと答える方。

介護技術は、働きながら身につけることができます。覚えるのが早い遅いも、そんなに気になりません。

「利用者さんから学ばせていただく」という姿勢、「この仕事が好き」という思いがあれば、まわりの職員はサポートしてくれると思います☺️


もしこの記事が、これから就活に挑む方に少しでも役にたてばうれしいです。

また、僕と同じ年代の方々には、「自分のときは〇〇だったな〜」と思い出すきっかけになればうれしく思います☺️

最後まで読んでいただき、ありがとうございました🖐️



#就活について語りたい