【2024年版】スライド作成ツール8選
みなさんこんにちは。
資料デザインのリサーチや分析に取り組むパワーポイントのスペシャリスト、パワポ研です。
パワポ研の記事をご覧頂いている方は、普段から仕事でスライド作りをされている方も多いのではないでしょうか。プレゼン資料としてはもちろん、決算説明資料、事業概要、採用資料から福利厚生の説明資料まで、身の回りのあらゆるところにスライドが使われています。今回は、これらのスライドを作成するためのツールについて今一度考察してみることをテーマとしています。
普段、大多数の方が当たり前のようにPowerPointを使っていますが、他にもスライド作成ツールは存在するので、それらをまとめてみました。最後に、PowerPointが他のツールと比較して、どのような特徴があるのかについても触れたいと思います。では早速見ていきましょう!
(※過去の記事を2024年に合わせて修正しています)
1.Zoho show
メールをはじめ、ビジネスツールを開発しているZoho Japanのスライド作成ツールです。インフォグラフィックが非常に効果的で、「コンテンツマーケティングの営業資料」など細かな用途別にテンプレートが用意されているため、テンプレートがはまれば使いやすいのが特徴です。
2.Canva
2021年春頃に評価額が150億ドル(約1兆6300億円)になったことで話題になった、オーストラリアの会社が開発するツールです。無料プランではクラウドストレージ5GBまでと一定の制限はありますが、個人で使う分には十分な量だと思います。テンプレートは、プレゼン用だけでデザイン性の高いものが1500種類ほどあり、タグ付けもされているので、検索性も非常に高いと言えます。母の日ギフトカードや年賀状などもあり、ビジネスシーンだけでなく、あらゆる場面で利用が可能です。
3.Keynote
Apple社が運営しているスライド作成ツールです。そのため、Windowsでは使うことができませんが、iCloudでの利用が可能であり、Macユーザーにとっては、便利なツールであると思います。Apple製品らしく動画の挿入など直感的な操作が可能であることが特徴です。一方で、テンプレートは少なく、相性の問題が顕在化する場合もあります。
4.Sway
Microsoft社が運営している、PowerPointよりもカジュアルなスライド作成ツールになります。ストーリーラインの構築までをQuestion形式で誘導してくれるため、操作が容易であり、動的に調整されるため、どの画面でも最適に表示され、簡単な URL で共有や共同編集を行うことが可能です。使用人口が少なく、熱狂的なファンがいないため、サービスが継続されるのかどうかが懸念ポイントになっています。
5.Slides
作成したスライドを一般公開できるツールです。無料プランだと、作成したものが自動的に公開されてしまう仕様になっているので、用途が限定されています。操作は直感的でわかりやすくなっていますが、テンプレートの数がそこまで多く無いため、使いこなすには一定のセンスと経験が必要になります。
6.Googleスライド
ここ最近では、かなり利用されることも多くなってきているGoogleが提供するクラウドサービスですです。無料で共同作業が可能かつPowerPointとの互換性が高い点が、他のツールとの大きな違いになります。一方で、PowerPointに比べて、動作が遅く、痒い所に手が届く機能が不足している点はまだまだ利用が進んでいない原因ではないでしょうか。
7.Beautiful.AI
テーマを選ぶことで自動的にAIがスライドを作成してくれるツールとして話題になりました。デザイン性が高く、「お任せ」ではありながらかなり高精度のスライドが作成可能です。追加の編集も視覚的にわかりやすく、こだわりが強くないのであれば、非常にオススメのツールになります。
8.イルシル
イルシルはAIで入力したテキストからスライドを自動生成する日本発のサービスです。作成したいテーマを日本語で入力すると、目次の候補が出力され、最終的にはその目次に沿ったスライドが自動で出力されます。目次やスライド上のデザインは全てクラウド上で編集でき、PPT形式でのダウンロードも可能(有料版のみ)であるため、初心者はもちろんのこと、中・上級者の下書きとしても効果を発揮しそうですね。
9.PowerPoint(参考)
利用者数が圧倒的に多く、利用している中での困りごとがあっても、google検索でほとんどの問題が解決される点が、これまでインフラのように使われてきたことの圧倒的な強みですが、これからビジネスシーンにおいて、どのような位置づけになっていくのかが気になるところです。
まとめ
スライド作成においては、クラウド編集されることが、当たり前になってきているため、それに合わせてツールの使われ方も変わってきていると思います。個人として使うのか、法人として使うのか、予算はどの程度あるのか、自分のこだわりを反映させたいのか、テンプレートを利用して効率的に作りたいのか、などユーザーの要望によってツールも変わってくるので、本稿がその選択の一助になっていれば幸いです。
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