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引っ越し93回の男

死ぬまでに、93回にわたって
引っ越しをした人物がいます。

葛飾北斎です。

学校で習いましたよね。

絵を描く人です。

驚くべきことに、彼は、
90年の生涯で93度の引っ越しを
したそうです。

多い時には一日3度したそうです!

…正直、ヒキます。。

時は江戸時代なので、クロネコヤマトや
アート引越センターはありません。

にもかかわらず、大変なはずの
引っ越しを何度も繰り返すのです。

どうしてだと思いますか?

・・・

実は、彼は、絵を描くこと以外
何もしなかったのです。

とにかく描くことに集中したかった。

だから、掃除や片付けを全くしません。

掃除や片付けをしないと
どうなるでしょう。

部屋が汚くなります。

部屋が汚くなると引っ越しをするのです。

いやいやいや。ホントかい。

彼は料理をしなかったので、
食はもっぱら、出前や買ってきたものを
家で食べていたそうです。

食器を持っていなかったらしいです。

食べ終わったらポイっとゴミを
捨てるので、部屋中ゴミだらけ
になります。

そうです、

北斎はゴミ屋敷に住んでいたんです。

ゴミが溜まり汚くなると引っ越しをする

おそらく、これが彼にとって
合理的な考え方だったのでしょう。

そんな彼ですが、

93回目の引っ越しで“ふと我に返る”
アンビリバボーな出来事が起こります…

そう言えば、人間は
自分自身のことを客観的に見る
というのが苦手な生き物です。

しかも楽観的に捉える傾向があります。

自分に甘いということです。

いつも通り、

部屋が汚くなると、北斎は
引っ越し先を探して回ります。

そして物件に着くなり扉を開けると
その光景に怒り狂ったのです。

家の中がすさまじく汚いのです。

「何なんだこの家は!」

と感じたでしょう。

しかし、その家はかつて
彼自身が住んでいたのです!

笑っちゃうような話です。

ありえないですよねー

実は、彼が出てから
次の住人が決まっていなかったため、
そのままにしてあったようです。

過去に自分が住んでいた家を見て
相当ショッキングだったんでしょう。

これが最後の引っ越しとなりました。

自分が住んでいた状況を
“客観的に見た”ときに
ようやく気が付いたのです。

まあ、絵を描くことが好きで好きで
没頭していたんでしょう。

自分自身を客観的に見ることは大切だ

とはよく耳にします。

見つめなおすとでも言いましょうか。

「今の自分を変えたい」
「今の状況を変えたい」

一度は考えると思います。

僕は何度もあります。

そんな時は自分を客観的に見て、
分析してみることです。

そして、今の自分や状況を変えるには
“今の考え方を変える”ことです。

思考が変わると行動が変わる
行動が変わると習慣が変わる

哲学者ウィリアム・ジェームズの言葉です。

習慣さえ変われば、
昔の自分はいません。

ただ、頭で分かっているものの
なかなか行動できないのが
人間ってもんです。

僕が特に意識していることを
紹介したいと思います。

おもしろいな~と感じたら
取り入れてみるのも…アリです。

まず『目標』を決めます。

「毎日1時間英語を勉強する」

とか

「毎朝野菜ジュースを飲んで15分運動する」

とか

「TVやYouTubeを見ないで本を読む」

など、自分を変えるための
新しい習慣を決めます。

そして、部屋にカメラを設置し、
24時間自分の様子を録画します。

1週間後、ビデオを見返します。

さて、そこに映る自分は
どのような生活をしているでしょうか?

目標を決める前の自分がそこに
映し出されていたらアウト。

決めたことを継続できていたらOK。

どうですか?

北斎が最後の引っ越しで体験したように、
客観的に自分を見ることができます。

あなたも僕も毎日忙しいですよね。

目標などすぐにかすんでしまいます。

この方法であれば、一週間に一度、
自分を見つめ直すことができます。

ただ‥この方法ですが、

誰から聞いたのか忘れましたが
正直、僕は試していません…

すみません。。でも、

「俺は見られてるんだ」
「背後から自分は監視されている」

と意識しながら生活しています。

これだけでも効果ありますよ。

自分の心の弱さ、甘さを
律することができます。

最後の最後まで読んでいただき 本当にありがとうございます! とても嬉しく思います。 あなたが少しでも気づきや学びを 得られる記事を心がけています。 スキやコメントいただきますと 嬉しく思います。 ではまたどこかで。