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ノルウェー3泊6日ひとり旅 ~1日目④|ベルゲン観光~

ベルゲンの街の観光は、ブリッゲン地区、フロイエン山、スーパーで買い物を考えていた。
治安が良いとは聞いていたものの、知らない街を一人で歩くわけである。緊張と楽しみが入り交じった感情でホテルを出た。
うまくコミュニケーションが取れるか不安なときは、自分がジョンやキャサリン(架空の外国人キャラ・やたらコミュ力が高い)になりきったつもりで、というのをどこかで聞いた(「ショートコント社会人」的な)。今だけジョンになろう。
「旅の醍醐味は交流」と職場のグローバルな人に言われていたので、何とかやってみよう!

日の入が21:45だって!

まず、翌日のフィヨルド観光のチケットの確認のため、ベルゲン駅へ。
ノルウェー・ナットシェルという、ツアーガイドはいないがフィヨルド観光のための交通手段をまとめて販売しているチケットを購入していた。(ベルトラというサイトから日本語で購入手続きが可能。)

◆フィヨルド観光行程
ベルゲン
↓ [鉄道]
ヴォス
↓ [バス]
グドヴァンゲン
↓ [フェリー]
フロム
↓ [鉄道]
ミュルダール
↓ [鉄道]
オスロ

予約完了後に届くEチケット(各交通手段ごとにA4サイズ1枚になったPDFファイル)を印刷したものがチケット代わりになると書いてあったが、過去のレビューに、事前にベルゲン駅で正規チケットに交換が必要と書かれていたのを見て、心配性な私は確認しないではいられなかった。

ベルゲン駅 一見駅と思わなかった
駅構内は変わって現代的な雰囲気 ギャップが面白い ハトはここにもいる

通じなかったら・・・という不安はありながらも、確認しないと!と自分を奮い立たせ、ノルウェー国鉄の窓口へ。
Eチケットを見せつつチケットは交換必要ですか?というようなことを聞いてみた。
何やらたくさん説明してくれたが、すまない、聞き取れない・・・。とても簡単に「この紙がチケット。これを見せれば良い」と言われて、理解できた。お礼を言って窓口を後にした。
一安心。
(チケット交換が必要だったのは少し昔の話だったようだ。実際、Eチケットを印刷したもので翌日乗車することができた。)

ノルウェー国鉄の窓口 ハトはどこにでもいる

ベルゲンの街は建物に歴史を感じる。そんな中を現代的な路面電車が走っている。
高層の建物はなく、空が広い。開放的な雰囲気だ。

路面電車
地面の石材は、ノルウェー地元の岩石・片麻岩とおもわれる 新幹線博多駅の構内もこんな感じ
街中にはゴミ箱が設置してある 確かに街中はきれいだ

世界遺産になっているブリッゲン地区に到着!
カラフルな建物が並んでいた。かつてのハンザ商人の邸宅で建物の裏側には中庭があって、数件で共有するようになっているらしい。
店の前にテラス席があって食事ができるようだが、まだ店で食事をする勇気がわいてこない・・・

ブリッゲン地区
港町+坂で神戸みたいな雰囲気

フロイエン山のケーブルカーに乗るために山のほうへ。歩道は広く人も車も多くなく観光しやすかった。
看板などのの表示は、基本的に、ノルウェー語と英語が併記されている。
往復チケットってround trip ticketというんだと知った。

ケーブルカー乗り場に向かう途中、かえりみすれば、ベルゲンの街
チケット売り場
岩場を削ってそのまま壁として利用してあった
乗り場は自動化してあった 岩石の壁とのギャップが面白い

いよいよケーブルカーで山頂へ!
急勾配を登って5分ほどで到着。
同じ車両に、大きなカメラを持った観光客風なアジア系の女性がいたので、勇気を出して話しかけてみた。
会話は、
・自分 どこからきたの?
・相手 中国から
・自分 こちらは日本から。良い旅を
・相手 ありがとう
だけだったが、ベルゲンで誰かに話しかけたということが記憶に刻まれた。
少しの勇気を出して話しかけるという選択をしたことで、大切な宝物を一つ得たような感覚だった。

ぐんぐん登る
山頂から ベルゲンの街を一望 登って良かった
パノラマ写真
でかいトロルの像 なかなかいかつい
森の中に木彫りの像 夜みたら絶叫や

しばらく景色を眺めてから山を下り、食料の調達へ。
たくさん調べた(ガイドブックのレストラン、地元のレストラン、地元のインド料理店、テイクアウトのピザ屋・・・)が、まだレストランに入る勇気は出てこない・・・。何か買おうと目についたパン屋さんに入ってみた。
入ると「Hello」で迎えてくれる。この後いろんなお店に入ったが、みんな「Hello」や「Hi」とにこやかにあいさつしてくれたのが印象にのこった。(いらっしゃいませ的な意味合いなのかもしれないが)
ネットでノルウェーではピザをよく食べるという情報を仕入れていたので、小さなピザパンとジャムパンを指さして注文。
2つのピザパンが、チーズでがっつりくっついていた。しばらく試行錯誤してもなかなか離れない様子。どうするのかな?2つ買った方が良いかな?と思っていたら、最終的には素手でちぎってくれた。日本だったらトングでちぎるか業務用手袋を使うところだと思うが、私は別に気にしないし、文化やおおらかさを感じる経験になった。
頑張ってくれた店員さんありがとう。

ケーブルカー乗り場のすぐ向かいにあったパン屋さん
翌朝の朝食で食べました とても美味・・・!

これじゃ晩ご飯と朝ご飯には足りないなと思い、近くのコンビニで追加で食べ物を買う。レジ前のショーケースにはパンが並んでいる。パン屋さんで買い物ができたので、さっきよりはスムーズに注文できたと思う。
一度「できた!」という経験は、次の「やってみよう!」につながっている。
買い物をすると、どこのお店でもレシートはいりますか?と聞かれる。記念にもなるし、全てのレシートをもらった。

と、ここで時計を見ると19時45分。行こうとしていたスーパーが20時に閉まってしまう!
ノルウェーでは、スーパーでお酒を購入できる時間に制限があり、ビールであれば平日は20時まで。せっかくだからビールを飲みたいと思っていたので、スーパーへ急行。

閉店間際のスーパーのビールコーナーで、おいしそうに見えるビールとおつまみをつかんで19時58分にレジへ・・・!レジの人は早く帰りたい雰囲気満々(軒並みお店の人は日本ほど接客に気張っていない)だったが、ギリギリセーフ!
(後で、買ったビールはドイツビールだったことが判明!美味かったしネタになるし、ヨシ!笑)
時間に追われることで、スーパーでの買い物も済ますことができて、目標達成!!
良き街歩きでした。

晩ご飯 ハム・チーズ・野菜入りのパン ドイツビール

20時を過ぎてもまだまだ明るい。
以下ホテル到着までの街の写真。

花が植えられていたり、綺麗にされていた
噴水公園
斜面に家が並んでいる
音楽ホール ガラス張りでオシャレ
満開は過ぎたかもしれないが、桜っぽい花が咲いていた

ホテルに戻りビールを飲むとすぐに眠気が来た。
人生の目標である、翌日のフィヨルド観光に向けて、期待を胸に夢の中へ・・・


次回はフィヨルド観光編





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