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花柄の雨合羽

二〇一七年一月二十六日木曜日

晴れ

曽田耕さんの展示へ(2017.1.29までやっていますよ)。おとなになったわたしたちの放課後というような時間だった。インスタント珈琲とインスタント蓮茶をのみながら、交わした言葉それ自体は髪飾り。それぞれのなか風がとおり、かき混ぜ洗っていった、台風みたいに。みじかくしずかにどくどくと。

夜ごはんは、鯵のお刺身、ふろふき大根、焼肉丼。

朝も夜も眠って帽さんに会えていなかったのんさん。なかなか眠らず、とつぜん玄関のほうへ手をのばしそちらへ連れていくと「ばっばぁーい」と言ってみたり。のんさんなりに帽さんのことを思い出してわたしに伝えていたのかもしれない。まだ帰って来ないのかしらって。帽さんが帰ってくるまで眠らなかったのんさん。ようやく会えた二人はうれしそうでうれしそうで。お風呂にはいる帽さんにおやすみなさいの「ばっばぁーい」をしてようやく眠りにつきました。

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