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Z級の日々:自信を取り戻せ

ひたすらにジメジメとした自慰日記です。

大した数の面接は学生時代にも受けていないが、先日初めて所謂「圧迫面接」を経験した。

うつ病前後で打ち砕かれた自信とパッとしない経歴という、ハリボテにしてもあまりにお粗末な装備で一体どう「こんな風に貢献します!!」とアピールするのやら。職務経歴に関しては新卒の就活で手を抜いたザマであり自分が悪いので文句言える立場ではない。働く意欲がないんだもの。

それはそれとして「そこまでしてうちの会社で働きたい理由」とか「どんな魅力が君にあるのか」と言われても、困る。今も学生時代も変わらず尊厳のある人間として対話してもらえる職場なら正直どこでもいい。

その圧迫面接はベンチャー企業かつ会社役員相手だったこともあってとてもパッションを問われた。「君が今まで経験した営業はハッキリ言ってレベルが低い」「うちの営業はレベルが高くて扱う金額が高くてプレッシャーあるが休職した君に耐えられるか」「じゃあ君はどううちに貢献できるか?」などなど、的確にこちらの傷口を抉ってくる。勿論今のメンタルでは「いやいや貢献できます!」と図太くアピールするのは困難だった。心が鍛えられていたので泣くことはなかったが、面接後は放心状態で帰りの電車に乗る気にもなれず市街地の地下鉄4駅分の距離を歩いた。自分の無能さを改めて他人から指摘されると、いくら回復傾向でも流石に堪えた。

その数時間後、エージェントから「(Z級)さんからの面接後アンケートを確認してあまりに酷かったので企業に怒りました」と連絡があって少し安心した。
いくら向こうに悪気がなかったらしいと言われても、たった1回の面接でもその後の選考を辞退するには十分の恐怖だった。先方からの「ぜひ弁解も含めて最終面接を」という提案も断らせてもらった。この会社で働けばまた人に怯えながら仕事する未来しかないだろう。


体調が良くなり始めた時期から精神科の先生からは頻りにバイトを勧められたが、成る程今ならその真意が分かる。新卒の就職活動すら「しんどい」ものなのに、うつ病持ちでの転職活動は回復しつつある自尊心がまたズタズタになる。転職の「て」の字もカウンセリングで出ないわけだ。
しかし実家にはこれ以上期待してはならんし、自分もいつまでも関係の良くない家族と同じ家で過ごすつもりもない。早く真人間になって1人で生きていかねばならない。

◆参考
うつ病でなくても就職活動はしんどい。
双木あかり、『どうして就職活動はつらいのか』

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