見出し画像

現実との接点

自分のことをリアルに知ってる人と繋がるSNSアカウントを長年持っていなかったのだけど、最近あるきっかけでInstagramのアカウントを作り昔の友達と繋がるようになった。

私は人間関係が希薄なだけあってあまり人に興味がないので『へーみんな結婚して子どもいるんだなー』くらいにしか思っていなかった、
はずなんだけども、あまりにも自分の生活とのギャップがすごくてちょっとダメージを食らってしまった。
結婚願望もなければ子どももいらないけど、私の人生は人に見せるにはカスすぎるという後ろめたさがある。堂々と独身を謳歌するような素養は私にはない。

そんなことでちょっと微妙な気持ちになっていたところで、急に昔めちゃくちゃ好きだった男からメッセージがきて飲みに行くことになり、10年弱ぶりの再会にも関わらずお互い昔と変わらず人間のレベルが低くて楽しすぎたために、私の心の隠居生活はまた動揺させられてしまった。

この男は当時バイト先の後輩で、飲み屋の仕事だったためバイトが終わっては2人で飲みに行くのを繰り返しているうちに体の関係ができ、動物的低脳女の私はいつの間にか好きになってしまったが鬱陶しいくらい想いを伝えても付き合ってくれる様子は微塵もなく、そのくせ相変わらず2人で飲んではホテルに行くし、彼氏よりも優しくされ友達よりも仲が良いという最悪な感じで1年半ほどズルズル関係が続いた。

この関係から抜け出すために私がバイトを辞めたのをきっかけにフェードアウトし、そこから私は社会の洗礼を受けてそれどころではなくなったためすっかりいろんなことを忘れていたのだけど、先日の再会によって楽しかったことも辛かったことも一気に思い出した。本当に楽しかったし辛かった。

そのバイトを辞めたあとはある程度の希望を持って昼職に就いたわけだけども、動物的低脳女が知的労働を行えるわけもなく、鬱々とした毎日を送りすっかり心を閉ざしてしまったため誰とも連絡を取らなかった。
なんやかんやあって今の職に就いてからも、もう人生を半分降りて余生を過している感があって今更人生を前向きに生きる気持ちにはなれない。

そんな心の隠居生活を送っている私に、昔の友達の様子が知れるSNSはちょっと刺激が強すぎたし、
それをきっかけに昔彼氏よりも優しくされ友達よりも仲が良かった男と会うのは頭から氷水をぶっかけられたような衝撃だった。
今まで閉じこもっていることで何とか平穏に過ごせていたのに、 Instagramのアカウントひとつで情報量が多すぎてパニックを起こしている。

あとどうでもいいけどストーリーに一人で飲んでる写真あげたりしてしまって、きっとフォロワーの全員から冷笑されているんだろうなと思ってめちゃくちゃ後悔してる。
生きているのが恥ずかしい。本当に死にたい。
これからどんな人間として振る舞っていたらいいんだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?