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【わたしたちが目指す未来】

今日は、
なぜ私がプペルバレエを作りたかったのか、
どういう未来を目指しているのか、
について🗻


私、バレエの先生という仕事が大好きなんです。
私にとって天職だと思っています。

大好きなバレエを通して、
関わってくれた人たちが活き活きしていくことに
本当に幸せを感じます。

もう少し解像度をあげて話すと、
私の心の真ん中には、
”ただしくあきらめない”
という想いがあって、

何事も
「ここまでしか無理かな」とか
「そういうものだから仕方ない」とか
自分自身に蓋をしてしまうことって
どうしてもあると思うのですが、
「だったらこうしてみたら?」
「ほら、できた✨」
と、その蓋を開けられた瞬間が
私にとって最高に幸せな瞬間で、

その瞬間に出会うために、
バレエの先生をやっているんだと思います。

プペルバレエを創りたい!
と思った一番最初の理由は、
この”ただしくあきらめない”というメッセージを
作品を通して子どもたちに届けたい
と思ったからです。

そして、それに加えてもう一つ、
私には望む未来があります。

それは、生徒たちが
「日本でバレエダンサーを目指したい!」
と言ったとき、思いっきり背中を押せること。

現状、やはり、
日本でバレエダンサーだけで食べていけるのは
ほんの一握りで、とても難しいです。

一生懸命バレエを教えて、
子どもたちも一生懸命バレエをやって、
でも、「日本でバレエダンサーになりたいです!」
と言われたら、思いっきり背中を押せない。

この状況にとてもモヤモヤして、
これでいいんだっけ?と考えるうちに、
生徒の背中を思いっきり押せるようになるには、
少しでも日本のダンサーのおかれている環境を
より良くすることなんだな。と思い、
そこに未熟ながらチャレンジをはじめました。

ちなみにこれは、
バレエ界のために何かしてあげよう!
みたいな崇高なものではなく、
私がやらなきゃ!みたいな使命感でもなく、
ただただ、私がやりたいことです。

日本のダンサーのおかれている環境を
少しでも良くするというのは
いろいろな側面がありますが、まずはお金の話。
#プペルバレエは全ダンサーに出演料とリハーサル料をお支払いしています

ダンサーにもっとお支払いができるようにするには
色々な方法があると思いますが、
その一つが、もっとお客さんを増やすこと
だと思っています。

私はよく富士山に例えて話をするのですが、
富士山って五合目まで車で行けるのを
皆さんご存知かと思います。

おそらく『五合目まで車でいける』ということが
日本一の標高を誇る、富士登山のハードルを
かなり下げていると思うのです。

「今回は車で五合目まで行ってみようか!」
と富士山に足を運ぶ人がいて、
五合目から上を見上げて、
「次はもう少し昇ってみようか!」
とその先に興味が湧く。

あれが一合目から全員歩かなければならない
となっていたら、富士山に訪れる人って
きっともっと少ないですよね。

バレエって現状、
この富士山で言うところの五合目
#とりあえず行ってみようか
が、あまりない状態だなと思っていて、

すこしでも多くの人が
バレエという場所に訪れてもらうためには、
"五合目"が必要だと思っています。

プペルバレエは、そこを担いたい!
#バレエとしてのレベルの高さではなく役割の話です

実際、昨年のプペルバレエは
バレエを観たことない方が
たくさん観に来てくださいました。
#赤ちゃんもいっぱい来てくれた

ありがたいことにプペルバレエの公演を観て
「バレエってイイネ!!」と感じてくださり、
そのあとに
K BALLETさんの「眠れる森の美女」を観に行った!
新国立劇場バレエ団さんの「くるみ割り人形」を観に行った!
谷桃子バレエ団さんの「白鳥の湖」を観に行った!
NBAバレエ団さんの「ドン・キホーテ」を観に行った!
などというお声が届いています。
#嬉しい
#そういう循環が作りたかった

私はこの作品を創りはじめたとき、
バレエ山の五合目となるよう、
バレエの入口だからこそ、
絶対にバレエ作品として妥協しないと決めていました。

ここで取りこぼしたら、
絶対に頂上に繋げられないからです。

だから、
舞台セットも衣裳も音楽もすべて妥協せずに作りました。
#総製作費1億円

そこに振付家・スタッフ・ダンサーが
妥協をせずに魂を入れて、
プペルバレエをつくってくれたのです。

先日、プペルバレエに原作・脚本を
提供してくださっている西野亮廣さんが
Voicyでバレエ界の現状について
お話してくださいましたが、
(Voicyはこちら)
https://voicy.jp/channel/941/723718

日本は少子化が進み、バレエ人口も減っています。

だからこそ、パイの取り合いではなく、
良い循環を生み出せる存在になりたいのです。

観る人が増えれば、
#もちろんそれだけじゃないですが
ダンサーのお給料問題にも光が差すし、
そしたら可愛い生徒たちが
「日本でバレエダンサーを目指したい!」
と言ったとき、思いっきり背中を押せる。

私はバレエの先生として、
そんな環境をつくりたいのです。

プペルバレエが
バレエの五合目を担わせていただけるよう
今年も全力で公演します!!
#9月19日めぐろパーシモンホールです


2024.2.14

______

バレエ「えんとつ町のプペル」2024
#プペルバレエ
#バレエえんとつ町のプペル

(公演情報)
2024年9月19日(木)14:00/19:00
めぐろパーシモンホール

現在、チケット先行予約中!
https://www.picture-book.jp/projects/4275/rewards/40922

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