コロナロコ  とし子さんの話 その1

とし子さんは57歳です。2024年、年が明けてから、のどがイガイガしていましたが、アレルギーだと思っていました。 今頃の花粉ってなんだろう?と思っていたのです。
ところが、昨日の夜からは、のどが、つばを飲み込んでも痛くなってきたのです。風邪の痛みです。
そして、今日、とても体がだるくなりました。とし子さんは、コロナの抗原検査キットを買って持っていました。しかし、その時は陰性でした。夕食の時間には、あまり食べる気がおこらないほど、体がだるく、のども痛くなってきました。そして、普段あまり熱をださない、とし子さんでしたが、熱をはかると、38度、と出たのです。
とし子さんは、ねぐるしい夜を過ごしました。コロナのワクチンをうったあとの体の痛みや、なんともいえない、イやなかんじと同じだ、そう思いました。そして、それに加えてつばを飲み込むときの涙がでそうなくらいののどの痛みが加わっています。
次の朝、とし子さんはもう一つ抗原キットをつかって検査をしました。そして、陽性が出たのです。はじめて、コロナに感染したのです。とし子さんは介護施設につとめていましたので、ワクチンは6回うっていました。


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