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浜浦彩乃と辛夷の花

とうとう3月30日が近付いてきた。そして仕方のないことだが無念の無観客ライブとなってしまった悔しさを浜浦彩乃がブログにぶつけていた。

率直な気持ちを書いてくれている彼女の実直さが最後まで素敵だと思うし、これは彼女だけじゃなく他のメンバーのブログでも痛いほど伝わる。

以前こぶし解散の発表直後にnoteを書いた。

全て想像上の話でしかないが、アップフロントはメンバーに「ハロプロには残らないか?」という提案を必ずしているだろうとこの時も推察している。特に浜浦彩乃のアイドル性を考えたら、事務所としても残したいという気持ちは強いと思うのだが、彼女はハロプロからも出ることを決めた。

自分ではない大きな存在に決定権を委ねている状態からの脱却が、その理由としてあったのかなぁと思っていたのだが、配信されたこの動画で全てを理解できた。

中島デスクの「なんでハロプロに残らなかったの?」に対する、はまちゃんのアンサー。

さこが芸能界引退するって決めた時に、れいれいと私だけ残ったら絶対に新メンバーが入るじゃないですか
私たちの人数よりも新メンバーが多く入ってきて、それでステージで『こぶしファクトリーです』と言った時にファンの人の気持ちはどうなんだろう
私がファンだったら複雑だった。これは、こぶしファクトリーじゃないって思うんですよ
私が残ったら、こぶしファクトリーは続いていっちゃうので、やめました

中島デスクも感動して思わず泣きそうになっていたが「私が残ったら、こぶしファクトリーは続いていっちゃうので、やめました」この言葉は重い。

自惚れではなく「こぶしファクトリーとは浜浦彩乃である」という自負に溢れた発言だ。これが言える人間はなかなかいないと思う。そして、それを聞いた全ての人間を納得できるだけの実績が彼女にはある。

あらためて浜浦彩乃という子の芯の強さに触れられた気がして、この番組とコメントを引き出した中島デスクに感謝したい。流石こぶしヲタですね。

そして今だからこそ『辛夷の花』が聴きたいと思った。

冬のように 凍えてる 人々の心に
春を告げる花になれ

無観客とはいえ無事に解散ライブが行われることを願いながら。

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