マガジンのカバー画像

雑記という名のnote

48
ノンジャンルに書いている日々の雑記
運営しているクリエイター

#マンガ感想文

ジャンルを問わない個人的な2021年『このマンガがすごい! 』10選

今年も『このマンガがすごい! 2022』が発表された。 今年は『呪術廻戦』の藤本タツキ先生による衝撃の話題作『ルックバック』がオトコ編の1位。まあ、わかる。読んだ時の感情の揺さぶられ方はエグかった。モノ作りしている人間には刺さり過ぎて辛くなるくらい。 そういえばここ数年、『このマンガがすごい! 』におけるオトコ編とオンナ編というカテゴリ分けに関して、いろいろ議論が起きている。「いまどき性別で分ける意味とは?」という論争だけど、どこかで「分けることで、より多くの作品を紹介で

華麗に加齢な『47歳、V系』バンドマンの世界

V系、ヴィジュアル系が好きだ。去年までは日常的にライブハウスに通う日々だった。仕事帰りにスーツで高田馬場や新宿、渋谷、池袋へ息を切らせて行っていた。あの頃が、もう今は懐かしい。 2月に行った横浜アリーナでのナイトメア20周年ライブを最後に、もう半年ライブへ行っていない。何時になったら気兼ねなく当たり前にライブハウスに行けるようになるのだろう。あの日常の中の非日常的な空間に身を置く心地よさが、本当に懐かしい。 そんな中、Twitterでまた素敵なマンガに出会った。 若い頃

『夢中さ、きみに。』と『女の園の星』に見る令和時代の新しい“日常系”

最近は書店で新しいマンガに出会うより、Twitterの海で出会うことのが多くなった。これは本が売れなくなったこと、出版社が新刊を宣伝する体力がなくなったことと関係しているんじゃないだろうか。 編集部が(もしくは作者自身が)Twitterを使って1話分まるごとアップすることで“試し読み”の機会を作り出し、そこで話題になれば口コミでそのまま広がってくれるという流れが最近は主流になりつつある。 そう、まず読んでもらわないと始まらない。 その典型的なマンガのひとつが和山やま先生

ガンニバル