【移住新築レポート】雪国でも寒くない家はどうやってつくる?
こんばんは。
来年3月に新潟県南魚沼市移住に向け、家の建築が進んでいます。
一か月ぶりに現場を訪れて、進捗確認してきました。
今回は、設計士の堤さんも広島からいらして、工務店フラワーホームさん含めたリアル3者MTGをしてきました。
全体をカバーで覆われているので経過が見えにくいですが、確実に進んでいます。
とはいえ、この間大きなトラブルがあり、進捗は少し遅れています。トラブル内容は最後にお伝えします。
さて、今回は室内を温かくする断熱性についてです。外気温に影響されないように、冬はあたたかく夏は涼しい家をはどうやってできているのか?
特に、私が移住する新潟の魚沼地方は豪雪地帯ですので、断熱性は死活問題です。
私が子供のころの実家は、外気とほとんど変わらない室温で寝ていました。重苦しい湿気だらけの餅みたいな布団を3枚も重ね、身動き取れない寝返りできない、顔は冷たい、吐く息は白い状態で寝ていました。今思えばよく生きていたなと。。
今の家は、もちろんそんなことはありません。以下みていきましょう。
断熱性について
あまり専門的なことは省きますが、断熱性はUa値という指標で測ります。
この値は低いほど、室内の熱量が外に逃げない、つまり外気温に影響されないってことです。
そして、国も地域ごとに適正なUa値を設定しています。いわゆる省エネ住宅として認められる基準です。断熱性が高ければ室温コントロールのためのエネルギーを省力化できるからですね。
わが南魚沼市は0.75 ですが、私の家は、それを大きく上回る0.40を目指しています。
冬でも、一階のエアコンを動かしていれば、全室寒くない、快適な室温を保てるレベルだそうです。
これはどのように実現できるのでしょうか。
グラスウール
一つは、壁に入れる保温剤、グラスウールです。その名の通り、ガラスでつくった毛、ですね。これをダウンジャケットに入っているダウンのように、家の壁や屋根にいれるのです。
グラスウールは、断熱性にすぐれたうえ、燃えない、腐らない、カビないので、安全面・衛生面・健康面でも優良です。
我が家には、これが内側に120mm、外側に30㎜の厚さでぶち込まれています。
ダウンジャケットも、たくさんダウンを使っていれば温かいですもんね。
断熱性を高める素材は、グラスウールのほかにウレタンなどのプラスチック系や、羊毛などの天然素材もあります。興味ある方は調べてみてください。
3重サッシ
外気に触れるのは壁だけではありません。
二つめは、窓ですよね。そしてその枠のサッシ。あたりまえですが、窓にウールを入れるわけにはいかないので、ここの補強をどうするか?
うちは、広い窓は3重サッシにして外気との熱量交換を遮断しています。ただし、これはかなり高価なので、小さい窓は2重サッシにしています。
3重サッシ。ネックは価格だけでなく、物理的に重いことです。特に、1階リビングの大窓は、動かすのが大人男性でもキツイ。。。
でも、それが温かい家に繋がっているのですね。
他にも、床下からの冷気を遮断する仕組みだったり、様々な断熱性への機能はあるのですが、主なものをあげてみました。
エアコン一台で冬を過ごせる。ありがたい時代になりました。
トラブルレポート:欠陥防水シート
さて、ここからは、建築途上で起こったトラブルについて記しておきます。
建築途中の建物には、それを風雨から守るために、防水シートを囲います。
実は、これが欠陥商品だったようで、一度張った後に発覚したため、全部張り替えるという余計な工程がはさまりました。
完全に、シートメーカーの落ち度なのですが、現場の大工さんが発見してくれました。
建築中に雨が入ってきたら、それこそ家の機能性を大きく損ねるだけでなく耐性も弱まります。
今回、シートを全部張ってからの発見だったので、これを全部はがして再度張り替えるのに、8日かかりました。
このロスは大きい?
思わぬトラブルで、降雪前に時間を食ってしまいましたが、無事に3月までにできるのでしょうか?
また報告します。
Show must go on!
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