お嬢様の恍惚 第1-9話「かわいいけもの」(未完結)

//////////注意!!!///////本作はD&Dシナリオ「ファンデルヴァーの失われた鉱山」を基にしたリプレイです。ネタバレを含みます。→第一話

始めに襲撃を受けた森から5マイル(8km)ほど離れた場所だ
洞窟の入り口らしきところは密集した藪や茨で覆われている
注意しなければ入り口とわからなかっただろう
洞窟からは小川が流れだしている
流れは速いが、深さはそれほどでもない。問題なく侵入できるだろう

眠っているゴブリンを発見。見張りだろう。間抜けめ。むしろなごむわ
不意を突くのは簡単そうにみえたが、藪がかなり深く、狙撃は難しいらしい
「さらに深く眠らせては?」とエンナに提案。何度見てもありえない美人だ
何か話してくれているが全然耳に入ってこない。魔力を温存したいということはなんとか理解できた
こっそり横をすり抜けてもよいが、鎧に身を固めたシンが難色を示す

なんの前触れもなくラジャの姿が見えなくなる。どこにいったのだろうか
(※良いクリティカルでした)
気配がなくてすこし怖い。みえないからって触らないでよねとお尻をかばうが、スルーされたようだ。こいつ...放置まで使いこなすのか...
グレイも隠れている。こちらは注意すればお尻がみえる。地形が森じゃないとうまくできないらしい
当初の約束は森の中まで、だったはずだが、外までついてきてくれている
ほっとけない、のだそうだ。照れちゃって、いいとこあるわね
無事に帰れたら衛兵として雇ってもいいな、と思う

突然!眠ったままのゴブリンの首から血が噴き出る!
ラジャが「うまく血抜きできたよ!」と無邪気に姿をあらわす
食べないのに血抜きする必要があるのか...
熟練の職人として考えがあるのだろうし、うれしそうなのでそっとしておく
これで後ろから襲われることも、仲間を呼ばれる心配もなさそうだ

荷車はこれ以上進めないだろう。少し高さがあり、茂みに囲まれ比較的安全そうにみえる場所に置いていく
荷台を確認しなくてよいのだろうか...万一に備えて見張りを残したほうがいいのだろうか...
考えつつ、おずおずと荷台から降りようとするとラジャが「もう少し休んでてもいいよ」と言ってくれる
もう間違いなく惚れられている。大事に思ってくれているのだ
しかし、ここで待っていては冒険にならない
心を鬼にして「もう大丈夫よ」という。傷が治ったわけではないが、バーバリアンは怪我ではぜったいに死なないので問題ない

積み荷よりも人命が優先、という旨はさりげなくパーティに同意をとる。ここは認識に差があってはいけない
結果的に荷物を失ったとしても、そのことでもめない、ということは重要だ

2ft(約60cm)ほどの深さの川を進む。先頭はシンだ。水が冷たい。あれ?温かいという話ではなかったか?
少し進んだところで、湿っぽい小さな空洞をみつけた。川からはいったん出た場所にある。浸水していない
獣のようなニオイが立ち込め、唸り声が聞こえる
イヌのようなオオカミのようなけものが鎖に繋がれている。大きい。もし嚙まれたらただではすまないだろう
そっとしておくのがベターだと理性は告げている
だが...猛烈にかわいいオーラを感じる
できるなら餌付けしたいという欲求にあらがえない
進もうとするが、薄暗いのでこれ以上は危険だ。かまわないが?とばかりに一歩前に出ようとすると

「...仕方ない。明かりをつけてやろう」イヴェルが言う。色は選ばせてもらえるらしい
「メイスにやってくれ。色は青がいいな」とシン
「青だとみえづらそう...ボクはみえるけどいいのかぁ」と夜目のきくラジャがつぶやくも、メイスが青く光りだす

保存食の中からイヌが好みそうなものを選んで二つに分ける。慎重に投げ入れるが、イヌ(と呼称する)の頭にコツンと当たってしまう
(※良いファンブルでした)
投擲技術の問題じゃない。暗いから仕方なかったのだ。運が悪かったのだ
案の定、怒らせてしまった。激しく吠えている。かわいい。すまない、しかたなかったんだ

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