D&D(ダンジョンズアンドドラゴンズ)リプレイ「お嬢様の恍惚」 第1-11話『ふたつの人格』(未完結)

!注意!
本作はD&Dシナリオ「ファンデルヴァーの失われた鉱山」を基にしたリプレイです。ネタバレを含みます

鉄砲水がパーティを襲う
川に漬かり絶体絶命であったバードのエンナだが、モンクのラジャが間一髪のところで氷のうえに引っ張り上げる
氷...役に立ったのか...

間一髪でエンナを岸へ投げたものの、ラジャは氷ごと流されていく
美女をためらいなく放るとは...やるときはやる。思い切りがいい
氷をうまいこと操って下流に向かっている
飛び降りてこちらに合流することもできそうだが、何か考えがあるのだろう
(良い獲物でもみつけた?)
エンナは助かったものの、ぶつけたおしりをさすっている
ただ尻をなでているだけなのに、なにかいけないものを見たような気になる
(美人ってこわいね)

クレリックのシンは抗うことなく流されていく
重い鎧を着ていては身動きが取れないのか
堂々たるもので、動揺は一切感じられない
どのみち濁流より速く動いて助け出すことはできない
考えても無駄だ。ここは任せるしかない。きっとうまくやるだろう

森の戦士、ファイターのグレイは岸に打ち上げられてピクピクしている。助かったようだ
いつのまにか、見慣れないローグがグレイのそばに立っている
種族はハーフリングだ
なにやら話している。知り合いだろうか

エンナ、ウィザードのイヴェル、バーバリアンの私(レダニ)の三人が様子を見に近寄る
グレイが気づくなりイヴェルをみて「あいつにやられたんだわ!」と叫ぶ
ん?鉄砲水自体はイヴェルのせいではないはずだが...
川に氷を張ったことを責めているのか?

一瞬緊張が走り、イヴェルがなにやら詠唱を始める
エンナが「大丈夫かーい?」と声をかける
場の空気が変わる
詠唱がひとまず止まった
仲間に必中魔法を撃とうとするのはやめてほしい

ローグがグレイをかばうように前に出る
グレイは「この人たちだれ?」などといっている
おや?頭でも打ったのかな?

グレイがなぜか自己紹介する
「わたしはグレイ・ウッドの妹、ノワールよ。あなたたちはいったい誰なの?」
「ノワール...?」エンナ、イヴェルと顔を見合わせる
どうも様子がおかしい
「いったいこれはなに?お姉ちゃんにはなにがあったの?」とまくしたてる
ひとまず話をあわせよう
ここはわたしが...「グレイ・ウッドは立派な戦士だった」
「私を助けて川に流されてしまったんだ」イヴェルも合わせてくれる
「さすがお姉ちゃん!」とノワール?が感心する

ローグが「彼女には息がある。助けてください!」とノワールのほうをみる
ははーん。読めてきたぞ...
エンナも気づいたようだ。「まだ息があるんだね?」と近寄っていく
ノワールが「お姉ちゃんは一度寝てしまうと10時間は起きないのよ!」といっている
ふむ...

エンナが「あなたたちはここでなにをしているの?」と話しかける
そう。もうこの話題は十分だ。頼りになる
「そっちこそここでなにを?」ローグが返す
どうやら警戒しているようだ

ー つ づ く -

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